Thunderbird 3登場:高速高機能な検索およびタブ機能でさらなる利用者獲得を目指す

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Firefoxを開発しているMozillaが、Thunderbirdの新しいバージョンを発表した。Thunderbirdはオープンソースかつフリーで利用できるメーラーだ。Mozillaが出資して、インターネットを利用したコミュニケーション関連イノベーションを行っているMozilla Messagingにより開発されている。Thunderbird 3は50ヶ国語に対応しており、またWindows版、Mac版、そしてLinux版もある。旧版と比べて2,000以上の改良がなされており、現在こちらからダウンロードできる。

Mozilla MessagingのCEOであるDavid Ascherによれば、Thunderbird 3で最も進化しているのは検索機能だとのことだ。新バージョンでの検索にはフィルタリングや時系列に並べ替える機能も加わっており、探したいメールをピンポイントで特定しやすくなっている(訳注:メニューからの検索ではなく、上部に表示される検索ボックスからの検索を試してみて頂きたい)。またメールをやり取りした人や添付書類の有無によっても検索条件を指定することができる。さらにThunderbird 3にはタブ機能も備わっている。特定のメールや、あるいはフォルダを、Firefoxのように別タブで見ることができる。一度設定したタブはThunderbirdに記憶されるので、毎回同じタブを開くような必要もない。

またアーカイブ機能も実装し、受信メールを異なるアーカイブフォルダに振り分けることもできる。アドレス帳やセットアップウィザードも使いやすくなり、さらにひとつのメールボックスで複数のメールアカウントにやってきたメールを管理することもできるようになった。WindowsおよびMac OS XでGmailとのシームレスな運用ができるようになっている。

Ascherによると、Thunderbirdの利用者は1000万から1500万程度だとのこと。Outlook、Gmail、Yahoo Mail等の利用者数には及ばないが、成長率の面では桁外れとなっているとのことだ。今回のアップデートは非常にパワフルなもので、これによってThunderbird利用者がさらに増えるだろうと見込んでいる。

ところでMozillaが最近発表した、オープンソースで電子メールと他のコミュニケーション手段を統合する実験プロダクトであるRaindropと連携する可能性はないのだろうか。AscherによればRaindropは未だ開発中で直ちにどうこうという話ではないようだ。ただRaindropで実現される2ウェイコミュニケーションがどのようなものとなり、どのようなコンテンツが生まれてくるのか興味深く見守っているところだとのことだ。

Full disclosure: 私のはMozilla Corpで働いている。

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(翻訳:Maeda, H)