[jp] MotherAppはモバイルの断絶を解決する。キャンペーンコード付き。

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身元調査iPhoneアプリ、Background Check

Startup Meetingのデモ・プレゼンテーションで最も読者の興味を引いたのがMotherAppだ。元GoogleのメンバーでファウンダーのKen Lawが立ち上げたこのスタートアップは香港を拠点に、シリコンバレー、そして日本に展開している。

2000年のiモードの誕生からiPhoneOS&Androidという黒船を迎えるまで約10年間。じっくりと成長した感の強いコンテンツとは反対に、開発の環境はますます複雑化の一途を辿っている。これまでの資産を次のプラットホームへ生かす方法がどれなのか、ビジネス的に正しい判断をすることが大変難しい。

MotherAppはこの「開発環境の複雑化」という課題に対して、独自のフレームワークを用いたソリューションを提供している。彼らのアプローチはこうだ。

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まず、通常のiPhoneやAndroidアプリを開発するときに必要な各プラットホームが提供するSDKを使う代わりに、HTMLベースの開発環境を提供し、開発そのもののハードルを下げる。次に出口をiPhone、Android、WindowsMobile、Blackberry、Symbianなど複数用意することで、ワンソースマルチユースのメリットを提供する。開発期間が20%になった例もあるそうだ。

特にMotherAppエンジンの最大の特徴であるHTMLをベースにした開発工程は非常にスマートだ。既にあるHTMLソースに対し、用意されているレファレンスにそって独自のタグを埋め込む。最終的にMotherAppエンジンでコンパイルすればアプリが出来上がるので、例えばiPhoneアプリであればMacを購入してXcodeの環境を整えたり、Objective-Cの学習をする必要はほとんどない。コンテンツとアイデア、そしてHTMLの知識があればアプリができる。それが彼らの望む未来だ。

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実際のコードも見せてもらったが、非常にシンプルで、写真のようにリファレンスがしっかりと作成されているので、迷うことが少ない。MotherApp日本担当のJoseph氏( @josephyan )は「アイデアをできるだけ形にすることが重要。開発環境によってそのチャンスが失われないようにすることがMohterAppのコンセプトだ。」と語る。

さらにこのアプローチをもっと簡単にしたのがMotherAppブログエンジンだ。MotherAppのコンセプトをそのままに、テンプレートを用いることでRSSフィードとちょっとしたロゴさえあればスマートフォンアプリができる。つまりここまでくるとHTMLの知識すら必要ない。

実際にTechCrunch JapanのRSSフィードを使ってデモアプリを作ってもらった。これにかかった時間はたった数時間。

このデモアプリはまだAppleストアへの申請をしていない状態の開発版だが、通常は彼らの手によって申請までしてくれる。すべての期間を含めて公開されるまで1ヶ月から2ヶ月程度だそうだ。(もちろん、この期間のほとんどはアプリの申請期間に使われる)スクラッチでiPhoneアプリを開発した経験のある方ならお分かりだろうが、この期間は驚異的だ。

クリスマスシーズンにはiPhoneアプリのリリースが1週間に1万本にも達するという情報から考えると、こういうソリューションがiPhoneアプリ増産にさらに拍車をかけるのは間違いない。

さて、MotherAppではこのブログエンジンの招待コードをTechCrunch Japanの読者に向けて発行してくれた。先着順で数は50。このサイトにキャンペーンコード「TCjp」をいれて応募すれば自分のブログがiPhoneアプリになる。この機会に試してフィードバックを彼らに伝えて欲しい。