2000〜2009: この10年のゲーム専用機用ゲームに何が起きたか?

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もうすぐ2010年だ。そこで本誌界隈では、2009年までの10年間に出た製品で何がとくに良かったかが雑談の話題になる。今回はその、「ゲーム専用機用ゲーム」編だ。

なんといってもこの10年は、ゲーマーにとって天国だった。まず幸先良くPlayStation2の発売で始まり、めでたくNintendoの勝利で終わった。これはしかし、誰も想像しなかった結末だ。ゲーム人口がどっと増えて、ゲーム業界は巨大化した。本誌が選んだこの10年のベストゲームを、以下に見ていただこう。


優勝: Resident Evil 4(バイオハザード4) (GameCube(ニンテンドーゲームキューブ), 2004)

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この10年は大型ゲームがたくさん出たが、良かった!と言えるのはいくつあった? 5年後や10年後にもまたやりたいな、と思うようなのがどれだけあった? 一つあるよ、たった一つだけど。それは、Resident Evil 4(バイオハザード4)だ。このゲームは、人気下降気味だったシリーズをよみがえらせ、ゲームキューブを買う気にさせ、そして、プレイしておもしろかった。貴重なゲームだね。元気のないResident Evil 5(バイオハザード5)がなお一層、Resident Evil 4(バイオハザード4)の魅力を際だたせた: コントロールが完璧、ゲームキューブ用としては最高のグラフィクス、そしてシングルプレイヤーモードの出来ばえがこの10年の全ゲーム中最高。だから、文句なしに優勝作品だ。やり始めたら途中でやめられないゲーム…ゲームって、こうでなくっちゃ。


準優勝

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Grand Theft Auto: Vice City(グランド・セフト・オート・バイスシティ) (PS2, 2003)

Grand Theft Auto IIIGrand Theft Auto: Vice CityGrand Theft Auto: San Andreas、この3つは同じゲームだと思っても間違いではないが、でもVice Cityは場所などの設定がいいね。あちこちで、なにしろ動いているものを撃つ。それだけのゲームだが、メーカーのRockstarはキャラクターやストーリーをよく練り上げているから、かなり楽しめる。細かいところまで“いい仕事”をしているゲーム製品は、めったにない。

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Guitar Hero(ギターヒーロー) (PS2/PS3/Xbox 360, 2005)

最初この位置にいたのは、”究極のパーティーゲーム”Super Smash Bros. Melee(スーパー乱闘スマッシュブラザーズ大乱闘)だった。その後考えが変わってGuitar Hero(ギターヒーロー)になったのは、このゲームの発売から今日(米国時間12/30)までのあいだに、一回の例外もなく、ゲーマー以外の人たちのパーティーでは必ず、あのプラスチック製のギターを持ち込んでそいつをかき鳴らす人たちがいるからだ。ブルックリンの上流社会の一部では、とくにそう言える。つまりこのゲームは、至る所で見かけるようになった。どこが成功の鍵だったのか? メーカーは2年間で800種類のバージョンを出すという無茶をやったが、そういう貪欲とゲームそのものとは無関係だ。楽しいゲームだし、こういうタイプの音楽ゲームはまさに、この10年のゲーム界を最上位で代表しているのだ。

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Shadow of the Colossus(ワンダと巨像) (PS2, 2005)

これは芸術点の高さで選ばれた。しかし”Final Fantasy VII(ファイナルファンタジーVII)のPS3用を出して!”という声がどんなに騒々しくても、それはノーだ。むしろShadow of the Colossus(ワンダと巨像)のPS3用を出すべき。それは、PS2という小さな坊やに、信じられないほど高難易度〜高得点のワザをやらせているからだ。このゲームはいわば、遊ぶための芸術だ。これほどスケールのでっかい荒々しいゲームは、ほかにないと思う。サウンドもすごい。設定も独特。ユーザを”これから冒険が始まるんだ!”というワクワク気分にさせてくれる。そんなゲームはざらにない。日頃から”ゲームはアートだ/アートであるべきだ”と言ってるお友だちも、きっと感動するはず。


編集部雑談

Devin: Final Fantasy XII(ファイナルファンタジーXII)もここに入れたいね。キャラクターがつまらないしMMOふうの戦闘がヘンだからだめ、と言う人も多いが、けっこう奥行きが深くて、おもしろい、しかもすごくきれいなゲームだよ。ぼくは最初から最後まで楽しめた。最後のボスキャラは、ちょっといいかげんだけど。

Matt: やってて自分が笑ったり、ほほえんだりすることがとても多い、飲みながらやるともっと楽しい…という点ではSuper Smash Bros. Melee(スーパー乱闘スマッシュブラザーズ大乱闘)に勝(まさ)るゲームはない。だから、これを優勝作品にすべきだ。過去10年のベストのゲームではないかもしれないが、とにかく楽しい。

Greg: このような取り上げ方はナンセンスだと思う。2〜3の特定のゲームにこの10年を代表させることはできない。いろんなゲームが、ゲームの世界そのものを変えたんだ。ギターヒーローやスマッシュブラザーズは、パーティーでゲームをするという新しい生活スタイルを作り出した。レゴスター・ウォーズやインディジョーンズなどは、女の子がボーイフレンドと一緒にゲームをして楽しい、というこれまでなかった世界を作り出した。グランド・セフト・オートは、直線的なシューティングゲームはつまらないという、新しいゲーム観を作り出した。コールオブデューティ(Call Of Duty)やヘイロー(Halo)は、あまりにもよくできてるから、一人称シューティングゲームに大人たちを引きずり込んだ。ワールドオブウォークラフト(World of Warcraft, WoW)はMMOを一般向けのメジャーにした。ワンダと巨像は人間の日常的なスケール感を破壊し、塊魂(Katamari Damacy)は抽象的なゲームを作れるし売れることを証明した。だから、“この10年のベストゲーム”というものはない。この10年間のゲームは、そんな単純な評価が不可能だ。

Doug: Wii Sports(Wiiスポーツ)だね。ばかにしないで話を聞いてくれよ。Wiiスポーツに付いてるゲームで、ゲームの見方や考え方が変わったんだ。だって、あらゆる世代の人が遊べるゲームって、ほかにあったかい? 介護施設や老人ホームにいる人が、ヘイローで遊ぶ? コントロールが簡単で、体の動きと画面が1対1で対応してるから、いわゆるゲーマー以外の人たちでもNintendoのゲーム機で遊べるようになったんだ。SonyやMicrosoftは、今、二匹目の泥鰌を必死になって探しているね。

David Diaz: Halo: Combat Evolved(ヘイローコンバットエボルヴ)は入れるべきだったね。ゲーム専用機のFPS(一人称シューティングゲーム)のベンチマークになったし、非常に多機種に展開したという意味では専用機のゲームの歴史を塗り替えたと言える。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))