Jason Calacanis(TechCrunch50共催者)が2009年に毎日使ったベストテク製品15+α–テレビはLEDにかぎるって

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Jason Calacanis(TechCrunch50の共催者)が、ぼく(TechCrunch編集長Michael Arrington)の記事の真似をして、彼の好きなテク製品について書いてくれた。それは今朝(米国時間1/4)、彼のメーリングリストにメールとして送られた記事だ。以下に、その全文を再掲しよう。中東問題やエネルギー政策などに関する雑談部分も、そのまま残した。

Mike Arrington(ぼくはTechCrunch50を彼と共催している)の第5回の記事に触発されて、「@jasonが毎日愛用しているテク製品」の上位をいくつか挙げてみよう。記事の形式は、Mikeの記事よりももっと簡単だ。

【傍注】: 2010年から5年計画で、ぼくはある計画に取り組む。それは、今の世界でもっとも理想的で付加価値の高いエンジェル投資家になることだ。目標が高邁だから、ライターとしてのぼくには厳しい向かい風が吹きまくるだろう。でも、“摩擦がなければ火は燃えない”と昔から言うからね。これから挙げる製品は、全部、ぼくが自分で投資したいぐらいの製品だと思って記事を読んでほしい。つまり、自分で投資してもいいと思うほどの製品でなければ、上位の愛用製品として取り上げるべきでないね。世界でもっとも理想的なエンジェル投資家になるための戦略は、主に5つだ:

1. 起業家を助けるメディアを作る(This Week in Startups、このメーリングリスト、などなど)。
2. スタートアップの成長を助けるカンファレンスを開催する(TechCrunch50(9月)、Open Angel Forumなど)。
3. 投資する企業を猛烈に支援し、彼らにほかのCEOやファウンダに対して“Jasonはサイコーだぞ。彼に2万ドルぐらいエンジェルしてもらうべきだよ”と言わせる。
4. (企業秘密)
5. (企業秘密)

それでは“ぼくが2009年に毎日使ったお気に入りのテクノロジ”を紹介しよう。
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1. Chartbeat: Chartbeatはいわば、ハッカーが改造したGoogle Analyticsだ。このリアルタイムアクセス分析ツールは、今ぼくのサイトMahaloにアクセスしているのは誰と誰か、今彼らはどのページを見ているか、どこから来たのか、などを見せてくれる。それによって、今どんな記事やトレンドが評判なのか分かるから、ページ作りの参考になる。たとえばこないだの年末には、新年のどんちゃん騒ぎを盛り上げるために”How to Make Jell-O Shots”(ジェロショット…お酒入りのゼリー…の作り方)というハウツー記事を載せた。Chartbeatがこの記事の高い人気を示唆したので、リアルタイムで記事や写真の量を倍にした。ほんとうはこの製品は、Mahaloの秘密兵器だから、こんなところで公開したくない。ぼくは最近この会社の顧問になり、友人であるBetaWorksのJohn Borthwick を口説いて、最初の投資者になってもらうよう努力しているところだ。彼のすばらしいインキュベータの卒業生には、Bit.lyや、Twitterに買収されたSummizeがいる。

2. Security SpyRemote Patrol: Security Spyは300〜400ドルのソフトウェア製品で、これを使うと自分のLAN(家庭内でもOK)にカメラを何台でも接続できる。ぼくの自宅にはカメラが6台あるが、今週中にさらに4台増やす予定だ。年頭からぼくは、過保護の父親+スカーフェイスになり、屋根裏部屋のオフィスに置いた巨大モニタに10台のカメラの画像を映して家の回りを監視するのだ。Remote PatrolはiPhoneアプリケーションで、同じカメラの画像をAT&Tの(あのひどい)3Gネットワークで見ることができる。たとえば大晦日の晩に夫婦揃って友だちと一緒に外で食事をして”Avatar”を見ているときでも、自分の娘の無事な寝顔を確認できるのだ。だいたいほかの人たちは自分の子どもの写真を見せるけど、ぼくは自分の娘のリアルタイムの映像を見せられるから、みんな、うらやましそうな顔をするよ。ネットに接続できるカメラ10台というと、2〜3年前には5万から10万ドルはしたが、今なら5000ドル以下だ。ご近所の連中は、その20倍もする高価な専用システムを設置して、しかも機能は今のぼくのシステムより貧弱だから、かわいそうだね。

3. SonosとRhapsody: Sonosは、何台ものスピーカーをアンプにWi-Fiでつなげる家庭用サウンドシステムだ。だから各部屋にスピーカーを置ける。費用はだいたい、一部屋につき400ドルぐらい。今ぼくの家では合計11の部屋や場所に“サウンドゾーン”があり、それらをiPhone、iTouch、パソコンなどでコントロールできる。Sonosの専用リモコンでもいい(高価だが使ってて楽しい)。このシステムで、Pandora、何千ものラジオ局、Napster、iTunes、Sirius、それにぼくの好きなRhapsodyを聞ける。月に15ドルで、Rhapsodyではたとえばフランク・シナトラが過去に録音したどの曲でも聴けるし、韓国のソウルやパリのヒップホップ局、ニューヨークのWFAN、Pandora上のぼくの局であるRilo Kileyなどなども聴ける。クリスマスには、庭と裏庭とリビングとキッチンとそのほかの“サウンドゾーン”でクリスマスの音楽をでっかい音で鳴らした。これもご近所にうらやましがられたが、人に激しく嫉妬されることも、テク趣味の醍醐味の一つだね。

4. Tesla Roadster: ぼくはもう1年あまり、世界で唯一の一般市販製品としての電気カーに乗っている。これまでに乗った中で最高の車だ。[脱線]: ぼくはもう1年以上、ガソリンスタンドへ行ったことがない。だから〔石油に依存しないから〕、女性とゲイは犬なみで、合衆国でわれわれがエンジョイしている自由が諸悪の根源と信じている中東のばかやろうたちと、縁を切っても平気だ。オバマが、コンセンサスの構築というアホをやめて、もっとリーダーシップを発揮してくれたら、アフガニスタンに投じている何十億ドルを国内の電気カーと太陽光発電の助成に回せるはずだ。後進国の学校や橋づくりに援助して感謝されないよりは、アメリカのエネルギー自給のために金を使うべきだ。どの家も、車は電気カー、屋根にはソーラーパネルを義務づけ助成する。自由を望んでいない連中との戦争に使う金を、そっちに回すべきだ。…脱線しすぎたようだけど、オバマに投票したぼくも、今は彼に幻滅している。政治のイノベーションを期待したけど、今彼がやっていることはチェニーやブッシュがやって失敗した政策の繰り返しだ。ぼくが大統領なら、中東での損失をカットし、もうあそこには金を使わない。その代わりに、原子力、太陽光、風力による発電と電気自動車に金を使う。そんなことはみんなの常識だと思うのに、議会とホワイトハウスにいる連中だけが分かっていない。なさけないね[脱線終わり]。

5. GoWalla/FourSquare: GowallaやFourSquareのような位置対応サービスは大好きだから、この二社に投資しようとした。そしてGoWallaには小額のエンジェル資金を投資することができた。この二社のサービスはほんとうにすばらしいから、なぜ彼らが重要かという記事を書きたいぐらいだ。いや、絶対に書くよ! 読者のみなさんもぜひ利用してみて、そして感想を聞かせてほしい。

6. Posterous: 毎日ぼくは10以上もの考えや写真やビデオを共有し、またMahaloのハウツー記事や酔談のたぐいも再利用する。そのためによく使うアプリケーションがPosterousだ。たとえばうちのTaurusとFondueの写真やビデオを撮ったら、それをpost@posterous.comにメールする。するとそのビデオはCalacanis.com、ぼくのTwitterアカウント、Facebook、Flickr、そしてそのほかの5つ6つのサービスに投稿される。メール1回で、投稿10箇所だ。これはもう、手放せないね。ぼくはこの会社がとっても大好きだから、This Week in Startupsでここのファウンダの一人にインタビューしたぐらいだ。

7. BlackBerry: ぼくは長年のBlackberry中毒だし、今でもそうだ。というか、今でも人生でいちばん重要なアプリケーションはメールだと思っているが、ぼくが今持ってるCurveは5台目か6台目のBlackberryだけど、メールに関しては非常に頼りになる。だから、RIMは過去現在未来にわたって大好き。次の8番のことは忘れてね。 🙂

8. iPhone 3G/Android: この二つの電話機に対してぼくの気持ちは愛憎半ばしている。ぼくの場合はBlackberryが主で、この二つは予備だ。メールの100%、そしてTwitterの90%をBlackberry Curveでやっている。しかしWebサーフィンの90%はこれら二つの上だ。画面が大きいから。全時間の50%は合計3台のケータイを持ち歩いているし、100%の時間、少なくとも2台は持ってる。ぼくは“接続強迫”だから、毎日の仕事のことを考えると、3台のケータイを持つ費用はネットに接続できなくなることに比べれば安いものだね。2010年には3つのうちどれがベストか決めようと思うが、決めるのは簡単じゃないよ。ぼくの心の中ではSteve Jobsがリードしているが、GoogleのAndroidはずっとオープンだし、動きもiPhoneよりきびきびしている。GoogleとAppleのファイトを見物するのは楽しいけど、長期的にお金のことを考えるとGoogleかな。予想屋の判断では、金の点でも両者互角かもしれないが。しかし消費者にとっては、Googleの無料でオープンなやり方のほうが、Steve Jobsの“俺のやり方がベスト、消費者は黙ってろ”よりいいだろうな。

9. Flip MINO HD: 約200ドルで、車のグローブボックスや、ハンドバッグ、ノートパソコン用バッグなどに入るHDビデオが手に入るんだ。3つか4つ買って、家族に1台ずつあげるといいね。とっても使いやすいし、とにかく安い。親兄弟へのクリスマスギフトとしても最適だ。

10. Audible: Audibleのない人生は、考えられない。月に2回という無料特典を利用してiPhoneでオーディオブックを聞く。コンピュータ相手に長時間過ごすと、目がおかしくなって、読むのがつらくなる。しかし、ノイズキャンセラー付きのヘッドフォーンで、ランニング中やポーカーをやってるときに”Shadow Divers”、”The Road”、”The Post-American World”などの本を聞くことは、ぼくの秘かな快楽だ。これらの本を読んだことはあるのかって? 読みましたよ、ぼくのこと、文盲だとでも思ってんの? ぼくは本を月に2〜3冊読む(笑いたい人は笑え)。でもまじめな話、Audibleは脳にいいと思うよ。実はぼくは3年間、This Week in TechでAudibleのことを話している。その3年間の愛に応えるべくAudibleの連中は昨年、2か月ほどThis Week in Startupsのスポンサーになってくれた。親切な人たちだが、実は最近になって、ぼくのメディアのスポンサーにもなってくれたんだ。

11. Mozy: Mozyは最大5台までのコンピュータを、月額15ドル、容量無制限でバックアップしてくれる。ぼくの場合は、Security Spyのカメラが撮ったビデオの量が膨大だが、それもMozyは黙ってバックアップする。つまり、年間200ドルで1テラバイトのデータをバックアップしてくれるのだ。すごすぎると思わない?

12. AmazonとAmazon Prime: Amazonは、これまでに作られたすべての企業の中で、ベストテンに入る企業の一つだ。そしてJeff Bezosは、ぼくのトップスリー起業家の一人だ。しかしそんなことよりも、毎日の生活の中で嬉しいのはAmazonの完璧なサービスとユーザとしての経験だ。特急配達サービスのAmazon Primeは、Amazonで年に5〜10回以上買い物する人にとって必須だ。ぼくは、ごくまれな例外ケースを除いて、買い物はすべてAmazon(またはAmazonに買収されたZappos)でする。値段がいちばん安くなくたっていい(Amazonが安いと言えるのは全機会の20%ぐらいだ)。どうして? Amazonで買うのが好きだから。買い物体験に欠陥がない。そして、欠陥のないものは、人生において稀少だ。それにAmazonは、このリストの10番(Audible)のオーナーだ。こちらもやはり、欠陥のないサービス。だからJeff Bezosは、われわれの世代のベスト起業家かもしれない(ごめんねSteve JobsとBill Gates!)。

13. Samsung BluRayとNetflix On Demand: 家で映画を見るなら、これがベストの組み合わせ。Netflix On Demandは欠点がなく、HDがまだ少ないのは残念だが、なにしろこれでこの業界の勝者は決まりだ。わが家にとってのNetflixは、前述のSonos+Rhapsodyの映画版だ。今ではメールでの利用よりもNetflix on Demandで映画を見る方が多くなっている。

14. Samsung 55″ LED TV: このテレビの映像はすごくリアルなので、見た人は“映画じゃなくて本物みたいだ”と言う。LEDは非常に鮮明だから、液晶やプラズマはブラウン管テレビと同じように見えてしまう。言い過ぎかもしれないが、それに近い。これにBlueRayプレーヤーとサラウンドサウンドが加わると、もう、特別な映画以外では劇場に行く理由がなくなる。テレビの厚さは1インチで、羽(はね)のように軽い。両目のあいだをテレビの厚さに押しつけると、テレビの表側と裏側の両方のものがちゃんと見える。そういうおかしなことをしながら、テレビは2本の指で移動できる。

15. Tricaster: NewtekのTricasterは、ボックス型の完全なデジタルスタジオだ。つまり、スタジオ費用に10万ドル、プラス大量の技術者を雇わなくても、複数カメラのビデオを製作できる。このデバイスのお値段は1万ドル、プラス、エディターはプロを雇いたくなるかもしれない。Leo LaporteはTricasterを使ったポッドキャストで年に200万ドル稼いでいる(社員を6人食わせている)。それにThis Week in Startupsはわずか2か月でできて、今では年に25万ドル以上の広告収入を稼いでいる。ビデオのポッドキャスト革命を作り出したのが、Tricasterだ。いいね、この製品は。

おまけ:

a) 2009年でなく2010年のリストを作るとしたら、これらが入るだろう: Canon 7DBlippy.comBackupifyDrobo
b) 前は載せたけど、今では当たり前すぎて載せないのは: Twitter、GMAIL、Macbook Air、Plantronics DSP 400ヘッドセット。
c) 2009年のワーストテンは: 7つまで書いたところで、別記事にすべきだと気づいた。おたのしみを。 🙂

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))