VMwareが今後のWebアプリ/Webサービスの基盤としてZimbraをYahooから買い上げ

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VMwareがYahooから、メールとコラボレーションソフトのデベロッパZimbraを買い取った噂は前からあったが、Zimbraの元CTO Scott Dietzenが昨年秋にYahooを去ってからは、売却はほぼ確実と思われていた。

Dietzenは、2007年にYahooが、このオープンソースのメールソフトデベロッパを$350M(3億5000万ドル)で買収したときにYahooに入った。その後Dietzenは、2008年6月に辞めた上級副社長Brad Garlinghouseに代わって、YahooのCommunications & Communities部門を統轄した。

Yahooは各部門の業績とは関係なく、非中核的な部門を切り捨てていくつもりでいるので、今回のZimbra売却もその一環と思われる。ZimbraがYahooに提供していた技術は、今後他社にアウトソースすることになる〔see後述〕。製品としてのZimbraは、2009年にメールボックス数が86%増加、中でも中小企業の顧客は165%増加した。強敵の多いメールサービスの世界では、悪くない成績だ。

しかしZimbraの技術を今後支えていく親役としては、YahooよりもVMwareのほうがふさわしいと思われる。Zimbraの副社長兼ゼネラルマネージャのJim Morrisroeは、VMwareはより多くの資金をより速いペースで製品に投ずるだろう、と語った。それにより、早期のリリースとより頻繁な機能増強が可能になると。Morrisroeはさらに、VMwareのサポートによりZimbra自身のレベルアップ、すなわちリアルタイムコラボレーション、より堅牢なグループ共有化などが可能になるとも語った。

つい昨日には、YahooはショッピングAPIの提供と、ショッピングにおけるPriceGrabberの使用を停止すると発表した。先月同社は、ソーシャルネットワーキング機能の刷新を断念し、それをFacebookにアウトソースした。また、Yahooの中核機能である検索は、近くMicrosoft Bingに吸収される。MyBlogLogなどそのほかの製品についてはまだ何の発表もないが、それらもやはり、首を洗って待っているという状況のようだ。

プレスリリースによると、VMwareはZimbraの技術と知財の完全なオーナーになるが、YahooはYahoo MailやCalendarなどの通信製品にZimbraの技術を利用する権利を維持する。Zimbraはどうやら、VMwareの製品の基盤的な層として使われていくようだ。本年第一四半期の計上になると思われる買収条件については、明らかにされていない。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))