あのお騒がせのBlippyがついに一般公開へ, しかも$1.6Mのエンジェル資金を獲得

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みんなから愛されているBlippy。おっと、みんなは、Blippyを話題にすることが好きなんだね。そして、あんなの困るよ!と言う。プライバシーの死だ!と騒ぎ立てる。でも中には、ユーザのクレジットカードの使用情報(買い物品目〜支払い額)を公開してしまうBlippyを本当に好きな人もいる。そしてBlippyファンの中には、投資家もいる。同社はこのほど、$1.6M(160万ドル)の資金を調達したのだ。

この大きな額のエンジェルラウンドを仕切ったのはCharles River Venturesだ。そして参加した投資家は、Sequoia CapitalEvan WilliamsJason CalacanisJames HongAriel Poler、そしてRon Conway。すごい顔ぶれだな。

Blippyの協同ファウンダPhilip Kaplanも、自分の会社に投資した。Charles River Venturesがこのラウンドを指揮したのは当然で、Kaplanはここの正社員起業家の職を捨ててBlippyを立ち上げたのだ。同僚だったSaar Gurも、今はBlippyの役員だ。

資金調達のほかにもビッグニュースがある。今日(米国時間1/14)から一般公開なのだ。ベータへの招待状はもう要らない。サイトを訪れて登録するだけだ。

Blippyは、何のために160万ドルも必要なのか? Kaplan曰く、”これで1年か1年半はやっていける。それだけあれば、このビジネスモデルの実証は十分にできる。まわりの期待も大きい。“。

そしてそのビジネスモデルは、今でこそ賛否両論があるが、可能性としてはとてもおもしろい。Blippyが考えたように、みんなが買い物データの共有をいやがらなくなれば、そこからいろんなビジネスアイデアが芽生えてくるだろう。アフィリエイト料金なんかは、いちばん分かりやすい例だ。でも、それ以外にベンダはいろんな特典、催事、などなどをこの情報の回りに実装できる。最終的には、Blippyのクレジットカードもできるだろう。

今のところBlippyは、ベータの成果に満足している。Kaplanによれば、非公開ベータなのにすでに会員数は5000を数え、共有されている買い物情報の総額は450万ドルあまりだ(買い物件数は10万以上)。ほんの数週間前には、買い物総額がわずかに100万ドルだった。

最近ではこのサービスに、Threadless、Netflix、GroupOnなどのオンラインストアも加わった。共有される情報には、金額だけでなく、品目も含まれる。たとえばThreadlessでは、買ったシャツの一枚一枚が分かるのだ。

Blippyの今後の目標は大きい。まず、クレジットカード会社と提携して、個別の購入情報をすべて公開してもらうこと。今は、全情報を公開しないベンダが多いから、それは難しい。でも逆に、こういうアイデアに前向きのベンダも少なくない。誰が何を買ったかがすべて分かれば、情報の利用価値は飛躍的に大きくなる。

Kaplanによれば、(非公開の)保護会員制を利用して、社員の経費使用を把握管理している企業もかなりあるそうだ。

そしてもちろん、BlippyのiPhoneアプリケーションもある。APIはまだ公開していないが、そのうち…ということだ。

今日の一般公開以降、ユーザはこのサービスを利用しているフレンドをFacebookやTwitterで見つけることができる。ただしBlippyのデータは、今のところFacebookなどには流れていかない。将来的にはデータも統合化されるだろうが、今はなるべくシンプルな姿を維持したいとKaplanは言っている。買い物データがFacebookなどのストリームに流れるようになったら、きっと大騒ぎになるだろうな。

Kaplanは、このサイトで今非公式に行われているユーモラスなコンペについて教えてくれた。それは、最少額の買い物を競うコンペだ。現在のトップは、クレジットカードで3セントのトッツィーロールを買った人だ。

では、最高額の買い物は? 業務用冷凍庫の15789ドルだ。Blippyでの平均購買単価は42ドルぐらい。一般公開後に、これらの数値はどう変わるだろうか?

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))