Bing、成長速度を上げて検索市場シェアをさらに拡大

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Bingが引き続きマーケットシェアを拡大しているようだ。おまけに、かつてと比較して、その速度を上げてきているようでもある。マイクロソフトの運営するBingは、昨年12月にはシェアをさらに0.4%伸ばして、米国内での検索シェアを10.7%に伸ばした。この数値はcomScoreのqSearchの数値に基づいたものだ。Bingはこれで開設以来ずっと5ヶ月連続でシェアを伸ばしたことになり、2009年5月からの比較で2.7%の伸びを示している。Googleはシェアこそ65.7%であるものの、シェアを0.2%伸ばしているに過ぎない。一方のYahooはGoogleが伸ばした分だけシェアを減らし(0.2%)、市場シェアを17.3%としている(Barclays Capitalによる上の表を参照。クリックで拡大可)。

年間成長率を比較してみると、検索エンジンに関してさらに興味深い傾向も浮かび上がってくる。Bingの成長が加速していることが見て取れるのだ。12月のデータを比較してみると、Bingは検索ボリュームで49.4%の成長を遂げている。同時期のGoogleの方は20.6%だ(それでも平均を上回ってはいる)。Yahooの方はと言えば1.9%の減少となっている。1年毎に比較したBingのデータを、過去数カ月分掲載しておく。

  • December, 2009: 49.4%
  • November, 2009: 46.0%
  • October, 2009: 30.8%
  • September, 2009: 30.7%
  • August, 2009: 31.8%
  • July, 2009: 15.6%
  • June, 2009: 11.6%

Barclays CapitalのアナリストであるDouglas Anmuthは、Bingの成長を「広告、OEMによるパートナーシップの拡大、ツールバー、およびBingの行ったキャッシュバックが寄与している」と分析している。Yahooがマイナスとなったことについては、ツールバーの搭載契約を失ったことによるものとしている。たとえばHPとの契約はBingに持っていかれたし、AcerはGoogleのツールバーを搭載することとなった。提携自体が収益を上げるものではなかったが、これによりYahooの検索シェアは減少してしまっている。これは投資家の方も注目せざるを得ない事態だろう。

ちなみに、Yahooのシェア縮小幅は0.2%だが、これは過去3ヶ月にわたる0.5ないし0.8%よりは小さな縮小幅となっている。但しDouglasの指摘するように、YahooはBingの登場以来、ちょうどBingがシェアを伸ばす(2.7%)とその分だけ(2.8%)シェアを失ってきている。この傾向は最初からずっと続いているものだ。

Note:数値はcomScoreのqSearchに基づくものだ。このデータはメインサイト以外にツールバーや関連サイトから行われる検索についても統計に含めている。NielsenHitwiseのデータでは、Bingが12月にはシェアを失っていることになっている。この違いはマーケットシェアの計算方法が異なるために生じているものだ。ウォールストリートのアナリストは、ほとんどがcomScoreの数値を利用しており、TechCrunchでもこれまでcomScoreのデータを主に扱ってきている。

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(翻訳:Maeda, H)