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まったく信頼性のない支払いサービスKwedit: 'クレジット'じゃなく'クウェジット'なのだ!

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今日(米国時間2/3)スタートしたKweditについて、ぼくの第六感が‘こいつはヒットするぞ’と言っている。それは一種の支払いサービスだが、支払いの保証がまったくないサービスなのだ。というよりも、ソーシャルゲームのサイトなど仮想グッズを売る連中にとっては、その不確実性が、すごい魅力だといえる。またそれは、銀行口座を持っていない人たちが、一種のクリック詐欺にやられずに、安全に支払いができる方法でもある。サービスの名前はKwedit Promiseという。

Kweditの仕組みはこうだ: 仮想グッズなどを買ったユーザは、(詐欺的なあるいはまともな“お買い得”特典などを使って)本物のお金で支払うのではなく、Kweditに短期的な借金をする…つまりクレジットカードを持ってない/使わないユーザが、クレジットではなくクウェジット(Kwedit)で買い物をするのだ。ユーザは後日の支払いを約束する。約束に法的拘束力はないから、ユーザがもし払わなくても何も起きない。しかしユーザが払う気になる仕掛けがあるので、Kweditは何パーセントかのユーザは必ず払うと期待している。

ユーザがKweditの約束を履行して支払ったら、そのユーザのKwedit(クウェジット)のスコアが上がり、不履行なら下がる。それは、本物のクレジットのスコアとおんなじだ。

実際に支払ったユーザは、今後の買い物のためのより多くのクレジット、おっとクウェジットを獲得する。払わなかったユーザはクウェジットのスコアが下がるので、今後クウェジットで高額の買い物をすることも難しくなる。ユーザが別の名前を使って新規にクレジットじゃなかったクウェジットを利用する危険性はあるが、でもソーシャルネットワーク上の仮想ゲームではそれまでのアイデンティティを使い続けるから、別名の使用は難しいだろう。

Kweditでは、支払いの方法も簡単だ。ゲームサイトなどはクレジットカードを持っていないユーザが多いから、ふつうのオンラインの支払いはできない。そこでユーザは、プリントアウトした(またはケータイに保存した)バーコードを持って最寄りのセブンイレブンへ行き、そこで支払う。あるいは、ほかの人に自分のクウェジットの支払いを頼んでもよい。それは、友人や家族などに支払いを頼む、ソーシャルな支払い方法だ。〔余計な訳注: 仮想通貨システムのあるゲーム上で‘貸し’のあるプレーヤーに、払わせてもいいのだろう。〕

このサービスを、ぼくがどう思うかって? すばらしいと思うね。Zyngaなどのソーシャルゲームサイトは、直接支払い方式で実際に金を払うのはほんの数パーセントのユーザだと言っている。彼らはいわゆる‘特典’(「今〜〜がお得ですよー」というやつ)を駆使して支払いを増やそうとしているが、まさにそれが詐欺まがいに結びつく。Kweditは直接支払いと特典の中間みたいなサービスだ。支払わないユーザがいても、Zyngasのようなサイトは一銭も損をしない(仮想グッズだから)。彼らは、ユーザのクウェジットと交換に仮想グッズを渡すだけなのだ。

クレジットカードで払える人がKweditを利用する危険性はある。しかしKweditによれば、その可能性は否定できないけど、全体としては正直に払う人のほうが多いだろうと想定している。

Kweditが最初の数か月でうまくいったら、たぶんゲームサイトがわれもわれもと殺到するだろう。オンラインの音楽のような、ゲーム以外の仮想グッズサービスでも利用できそうだ。iTunesやMySpaceの音楽に、Kweditで払ってみたいね。いずれ、実際にそれができるようになると思うけどね。今日の立ち上げの時点で、Kweditを使えるソーシャルゲームが100ある。Social Goldのオプションにもなっている。

クウェジット(Kwedit)は信頼性がない? そのとおり。だから、すごくすばらしいのさ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))