Google、公式にSafari版Gearsのサポートを停止。FirefoxおよびIEについても状況待ち

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Chromiumのフォーラムで、当時はまだ未公開だったChrome for Macのベータ版を探しているときに興味深い情報を見つけた。すなわち将来的にGoogle Gearsのサポートを打ち切る予定という情報だ。この動きはGoogleのHTML5に対する注力具合を見れば明らかでもある。しかしGmailへのオフラインアクセスを可能にするプラグインなどの将来については何もアナウンスされていなかった。しかしついにこの件に関する見解が発表された。

Gears APIブログにGearsチームのIan Fetteが「Hello HTML5」というタイトルの記事を投稿している。記事中で、ここ数ヶ月Gearsのアップデート情報がないのは、チームの主眼がGearsと同様の機能をHTML5を使ってChromeに実装しようとする方向に移行しているからだと記している。HTML5を使ってデータベースAPI、ワーカー機能、ローカルストレージ、それにウェブソケットなどを実装しようとしている。また近々LocalServer APIやGeolocationをChromeに搭載する予定だとのことだ。こうした機能をHTML5で実装することによりGearsが無用になるということだ。正確に言えばGoogleが推奨しているChrome上ではGearsが無用となる。

このような動きにともなって、Gearsのサポートはかなり縮小される見込みだとのこと。そしてOS X Snow Leopard(およびそれ以降)について、Gearsのサポートは打ち切るとのことだ。当面の間、FirefoxとInternet Explorerのサポートは限定的ながら継続される。但しこちらについても最終的にはサポート打ち切りとなる。「新機能の実装に向けた開発などは行いません」とも記されている。

GoogleはGearsアプリケーション(および利用者)をHTML5アプリケーションに移行するための方法を模索してはいる。現在のところ良い方法は見あたらず、結局開発者たちがHTML5に移行してGearsのサポートを打ち切るタイミングをはかっているところのようだ。最終的には少々利用者がいても打ち切りということになるだろう。

個人的にはこの動きには大賛成だ。12月にも「Googleはプラグイン離れの正道, Microsoftはそれに逆行する邪道」という記事を投稿している。ウェブというものはブラウザやOSに左右されることなく、同じコンテンツを表示すべきものだと思うのだ。Google(Gears)、Microsoft(Silverlight)、Adobe(Flash)など、何か特定のプラグインについてだけの話ではない。

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(翻訳:Maeda, H)