ShopAlerts
Placecast

ShopAlerts―Placecastが位置情報ベースの携帯広告サービスを一般公開

次の記事

フォロー相手が多すぎる? それならManageTwitterが便利なツール


しっくいとレンガの〔現実に店を構えた〕小売ビジネスにとって、最大の難関は店の付近を通る人を実際に店に引き入れる段階にある。今週のNew York Timesの記事によると、アウトドア・アパレル専門店のNorth Faceは店舗の付近を通りかかる人々の携帯にテキスト・メッセージを送る形の広告を始めた。ShopAlertsと呼ばれるこのサービスは位置情報ベースの広告のスタートアップPlacecastが提供している。このサービスは今日、一般ユーザーに対して正式に公開された。

ShopAlertsの仕組みはこうだ。Facebookあるいは携帯サイトを通じてテキストメッセージによる広告を受け取ることを消費者が承認(オプトイン)すると、その消費者が興味を持っている種類の店舗、あるいはバーゲンセールなど特別の催しを行っている店舗に近づいたときに、自動的にテキスト・メッセージによる広告が送信される。ShopAlertsのテクノロジーはジオフェンス(geo-fence)と呼ばれるバーチャル区域をマーケティングの単位として利用している。店舗側ではメッセージを適切な内容にカスタマイズできる。消費者の利便性を考慮して、同一の店舗からのメッセージは週に最高3回までに制限される。また消費者は送信されたテキストに対して “stop” と返信するだけでいつでもオプトアウトできる。

ShopAlertsのセールスポイントのひとつは、スマートフォンだけでなく一般の携帯にも配信可能であるという点だ。アメリカにはスマートフォンではない一般携帯のユーザーが1億9600万人もいるから、こうした人々にもメッセージを届けられるのはマーケティング上大きな武器になる。ShopAlertsでは2009年9月からアメリカ全土でパイロット・サービスを開始しており、クライアントにはNorth Face、American Eagle Outfitters、REIのような大手小売業も含まれる。

パイロット・プログラムに参加した消費者へのアンケートでは、60%が位置情報ベースのメッセージ広告という手法は革新的だと答えている。この広告システムの効果で店舗を訪問する可能性が増えたという回答は79%だった。以下、ShopAlertsのメッセージで実際に購入したことがある:65%、将来このサービスを利用するかもしれない:73%などとなっている。ShopAlertsを広く普及させることができるかどうかのカギはSMSによるメッセージを受け取ることを消費者に承諾してもらえるかどうかにかかっている。

2005年に創立されたPlacecastは現在までに$5M(500万ドル)の資金を調達している。同社は位置情報ベースの広告プラットフォームに各種の店舗データその他の情報を組み合わせてウェブ、携帯、eメールなどのチャンネルを通じて配信するサービスを提供している。またPlacecastは広告の効果を測定する各種分析を広告主、広告掲載者の双方に対して提供している。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01