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Android Marketがいよいよ成熟, 月商1万ドル以上のアプリが100本を超えたようだ

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iPhoneのApp Storeは2008年7月の立ち上げからわずか数か月で、ゴールドラッシュになった。社員は自分一人という‘企業’が2〜3か月で$25万ドル稼いだ、などのサクセスストーリーが珍しくなくなった。大金持ちになれる確率は、メディアがはやし立てるほどではなかったはずだが、それでも、急に大量のデベロッパたちがiPhoneアプリケーションを作り始めた。一方、Android Marketは、これまでずっと細々とした売上で、ほとんど忘れられた存在だった。

しかしそのAndroid Marketにも、やっと希望の光が見えてきた。5か月前に”Car Locator”というアプリケーションを作ったEdward Kimが今日(米国時間3/1)発表したところによると、このアプリケーションはこのところ毎月13000ドル売れている。それは“家族と休暇を楽しんでいるときの、ひまつぶしのプロジェクトだった”そうだ。

Kimによれば、このアプリケーションの無料バージョンはこれまでに約7万回ダウンロードされ、有料バージョンは6590回だった。値段は最初1ドル99セントだったが、あとから3ドル99セントに値上げした(値段が倍になってもダウンロード数はそれほど減らなかったそうだ)。

Kimの成功の秘密は何だろう? たぶんいちばん大きな要素は、Car LocatorがAndroid Marketで目玉(めだま)的に大きく紹介されていることだろう。つまり、ふつうのアプリケーションよりも大きな文字+大きなスペースで表示されるのだ。目玉扱いされたアプリケーションは、それまでの4倍以上売れるという。これはデベロッパにとってほろ苦い話かもしれないが(ただしどのアプリケーションでも目玉になる可能性はある)、しかしKimによれば、彼のアプリケーションの売上はAndroid Marketの有料アプリケーション中、100位と200位のあいだのどこかだろうという。ということは、彼並みまたは彼以上に成功しているアプリケーションが少なくとも100はあるわけだ。Android MarketはApp Storeに比べるといろんな点で(オープン性以外では)まだまだ後れているが、でも、やっと成熟の途についたと言えるようだ。

Kimはこのプラットホームの将来性をとても楽観していて、”Androidはデベロッパが収入を得られるレベルにまで達したと思うし、しかもまだデベロッパの数が多くないから、ユーザから気づかれずに終わってしまうおそれも少ない”、と言っている。

以下は、Kimの所見の一部だ:

  • このアプリケーションは1日80〜100ドルの売上げだったが、目玉扱いされるようになってからは1日平均435ドルに急増し、バレンタインデーには772ドルを記録した。今年はバレンタインデーのデートができなくて残念だった。ぜいたくな1日を過ごせたのにね!
  • 週末や休日には、売上が増える。前は単なる気のせいかと思ったが、詳しく記録を調べると、明らかにその傾向があるよ。
  • iPhoneのアプリケーションは1日に数千ドル売れているのに、Androidのアプリケーションは目玉扱いされてもたった400ドルか、と言う人もいるだろう。でもAndroid Marketの目玉は、ランダムにころころ変わっているんだ。サイトを訪れるたびに目玉は変わっているし、ぼくのアプリがまったく載ってないこともある。
  • アプリケーションの値段は1ドル99セントから3ドル99セントに上げた。何度か値段の実験をしてみたが、意外にも、値段をほぼ倍にしても販売数が半分以下に減ることはなかった。Androidのユーザは、アプリが2ドル以上でも平気なようだ。
  • 海賊版が増えているようだ。Car LocatorをTwitterで検索すると、無料で.apkファイルをダウンロードできるところがいくつかある。海賊行為に対するぼくの態度はBalsamiqと同じで、あまり深刻に気にしてはいない。でもAndroidアプリの海賊行為の現状を調べたデータがあったら、見たいね。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))