MicrosoftのNatalは1970年代のPongみたいに大ヒットしそうだ

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[jp] 東京Camp vol.2、無事に終了。参加してくれたみなさん、ありがとう。

1976年ごろ、つまりまだぼくがガキだったころ、なんとか親を説得して当時の最先端のビデオゲームの家庭用バージョンを買ってもらったことがある。そのゲームがPongだ。テレビの置いてあるリビングで何十時間もそのゲームで遊んだことを、今でもなつかしく思い出す。親も、おもしろいと思ったようだ。隣人たちも同じで、うちに立ち寄っては遊んでいった。Pongはまったく新しい、そしてとっても楽しい、ソーシャルなアイテムだった。モノポリーは、影が薄くなってしまった。

ビデオゲームはその後進化したが、あのころのPongがもたらしたような時間はもう二度と来ない。…と思っていたが、昨日(米国時間3/2)MicrosoftでProject Natalを試す機会があり、ぼくの考えは変わった。NatalはXboxの拡張装置で、ユーザが自分の体を動かしてゲームをコントロールする。まるで、現実の体験みたいに。

最初は、Wiiみたいにモーションセンサーを使ってゲームをコントロールするやつだろうと思っていたが、実際にやってみると、Wiiよりもずっと芸が細かい。たとえば、カメラには見えない体の部分も、アルゴリズムで判断する(手を後ろに回した、など)。Wii Tennisでは、がんばりすぎて壁や窓にぶつかり、痛い思いをすることがあるが、Natalは一定の範囲内で動きを検知するから、その心配がない。ユーザは動いたあと自然に、部屋の中央に戻るようになっている。

デモでみんながプレイしたのはRicochetというゲームだ。画面には、一人称シューティングゲームのときみたいに、ユーザの…後ろ姿の…シルエットが映る。ユーザは、壁の前に並んでいる目標物に赤いボールをぶつける。ボールは壁に跳ね返って来るから、それを再び手や体で打ち返す。ヘディングでも膝蹴りでも何でもいい。スピードと、標的に当たる正確度が得点になる。こんな説明よりも、ビデオのほうがよく分かるだろう。

このRicochetが、実にPong的なのだ。それしか、言いようがない。

単純だが、すごく楽しい。

デモをプレイしたほかの人たちの様子を観察したが、みんなにこにこしていた。それは、1976年にうちでPongをやった隣人たちと同じだ。Microsoftの社員たちも、ほほえみながらぼくらの様子を観察していた。ユーザのそういう反応を、前にも見たことがあるような感じだった。ぼくの隣に座っていたForbesのQuentin Hardyも、Pongに似てると言った(記事にもそう書いた)。ぼくも、心から同感だった。Natalには、NintendoのWiiにはない、何か特別なものがある。今年の終わりごろの発売らしいが、ほんとに待ち遠しいよ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))