スティーブ・バルマーからマイクロソフト全従業員へ:「私たちはクラウドの速さで動く必要がある」

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今日(米国時間3/4)Microsoft CEO Steve Ballmerがワシントン大学で講演を行い、Microsoftが同社製品のクラウド移行戦略に一丸となって取り組む決意を語った。Ballmerからの全従業員宛てメールが手元にあるが(下に貼ってある)、本物と思われる。メールにはBallmerが今日のスピーチで語った要点が繰り返し書かれており、クラウドの重要性を社員に説いている。本日同社が、クラウドサービスに基づく企業、政府向けビジネスに焦点を当てた広告キャンペーンを開始することも書かれている。アップデート:メールが正式なものであることをMicrosoftに確認した。

本日ワシントン大学の学生と教員向けに講演を行い、クラウドコンピューティングがいかに人々や企業がテクノロジーを利用する方法を変えるものであるかを話した。

目的は、みんなにクラウドをもっと広い視点で見つめ、今起きているクラウド転換の多次元的性質を理解してもらうことだ。他社はクラウドを狭義に一次元的に捉えている。それらの会社も興味深い機能を提供してはいるが、Microsoftは顧客により大きな価値をもたらす広範囲にわたるクラウド機能を独自に提供している。

私は講演の中で、人々がクラウドを利用しその価値を見出す方法を決める5つの特徴を挙げて説明した。

・クラウドは機会と責任を生み出す
・クラウドは自身が学ぶことで人が学び決定し行動を起こすことを助ける
・クラウドは人々の社会的専門的な関係を強化する
・クラウドはより賢いデバイスを要求する
・クラウドはクラウドを動かすサーバーの進歩を促す

このビジョンは、データセンターからプラットホーム技術、クラウドベースの開発ツールやアプリケーションにいたるまで、当社のあらゆる部分における投資効果を増幅させるものだ。現在当社では開発中のものを含めほぼすべての製品に、クラウドをサポートする機能やサービスが入っている。あらゆる製品ライン、クラウドのすべての側面において、われわれは一体である。

もちろん、これはみなさん誰にとっても新しい話ではない。この10年間当社ではクラウドに膨大な投資を行ってきた。5年近く前にRay [Ozzie]が書いたメモ「サービスの崩壊」には、私たちが一企業として何をすべきの概要が書かれていた。そして最近のPDCカンファレンスでのWindows Azureの提供によって、私たちはこのビジョンの現実化に向けて大きな一歩を踏み出した。

この勢いを維持していくためには、Microsoftの従業員ひとり一人が、クラウドの恩恵のすべてをお客様に届けるべく取り組むことが不可欠である。

その一環として、私からみなさんに対して次のことをお願いする。

・この講演のビデオを見ること
・当社のクラウド製品について、それが当社のソフトウェアおよびサービスの包括的戦略と、どのように関わっているかをより深く学習すること
・業務目標を見直し、顧客やパートナーに対する当社の方針と一致していることを確認すること

もちろん、仕事は他にもある。当社には強力なライバルたちがいる。クラウドの利点を生かすためには、当社のビジネスモデルを変更すことも辞さず、すでに実行しているものもある。私たちは「クラウドの速さ」で動く必要がある、とりわけ消費者向け製品については。そして、お客様に提供する価値に関して常に明瞭でなければならない。

当社のメッセージをさらに広く伝えるために、今日から米国内で企業向けおよび政府向けビジネスに焦点を当てた広告キャンペーンを開始し、コンテンツやケーススタディーを集約したウェブサイトを新規に開設した。また、私を含め他のSLTメンバーが今後当社の講演や発表を行う際には、継続的にクラウドを強調していく。

当社の前には壮大な可能性がある。当社には現在も市場にすばらしい製品とサービスがあり、さまざまな新製品も控えている。

当社の全製品がクラウドをより良くするとともに、クラウドもまた当社の製品を良くするのである。

Thanks,

Steve

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)