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Chrome、利用可能な拡張機能(アドオン)数で急速にFirefoxを追い上げ中

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Googleが公式にChromeブラウザの拡張機能をリリースしたのは12月。つい最近のことだ。公式リリース直後に利用可能拡張機能は500種類に達し、それからも多くの開発者が拡張機能の開発を行っている。今月4日のGoogleの発表によれば、その数は3,000を超えたとのことだ。これは非常に重大なことで、拡張機能の充実で知られるFirefox(Firefoxでは「アドオン」と呼ばれている)に追いつきつつあるのだ。

ただし、Firefoxで利用できるアドオンの件数は、少々わからない点もある。アドオンサイトでカテゴリ毎にカウントすると、その数は11,623件となる。ただしこれにはカテゴリをまたがるアドオンもカウントされているかもしれない(重複しているものを見つけることはできなかったが、ないと断じることもできない)。またMozillaの各種統計情報掲載サイトを見てみると、Mozilla自身はアドオンの数を6,000だとしている。サイトの記述をそのまま掲載しておこう。「Firefoxでは、コミュニティメンバーによる6,000を超える無料アドオンを利用することができます。他のどのブラウザよりも多くの種類が用意されています」とのことだ。データが古いだけだろうと言う人もいるかもしれないが、Firefox 3.6の提供開始など、2010年になってからのニュースも掲載されているので古い情報というわけでもないだろう。

アドオンのページには、ダウンロード件数は18億超で、利用件数も1億7000万にのぼると掲載されている。しかしこの双方とも利用可能なアドオンの件数を示すものではない。総ダウンロード回数と(同一アドオンについてもカウントする)総利用件数を示すだけのものだ。もちろん、この両数値とも、Chromeでの同様の統計をはるかに凌駕することとなる。

どういう数字に基づくにせよ、ChromeはFirefox比で半数ないし四分の一の拡張機能を提供しているということになる。それも僅か数ヶ月の間でのことだ。これは今、Chrome周辺がいろいろと盛り上がっているということにもよるのだろう。統計情報的にプラスとなっているのは、メジャーブラウザの中で唯一Chromeがシェアを伸ばしているせいでもある。ただ拡張機能の面については、急速に件数を伸ばしているのは開発のし易さと、拡張機能ギャラリーによるものと思われる。

Mozillaも、Add-ons Blogに承認プロセスについて検討するための記事を掲載している(先月来行われている改善策と言える)。これまでFirefoxのアドオンは、AppleのApp Storeのように公開前に審査を行う方式だった。一方のChrome拡張機能の方は一部利用者のコンピュータ上にあるファイルにアクセスするようなものを除き(そういった種類のものはまず審査されることになっている)、直ちに公開される仕組みとなっている。個人的に話をきいた開発者のほとんどは、Chromeの方式の方を好むと話していた。Chrome版の拡張機能が急激に増えたのにはそのような理由もあるのだろう。

Mozillaの方も、開発のハードルを低くするための努力は行っている。新しいJetpack projectを使うと、アドオンをHTML、CSSおよびJavascriptで行えるようになる。これはChromeの拡張機能開発の方法に追随するものだ。アドオンの開発を容易にすることで、Firefox側としては現在のリードを保ちたいと考えているわけだ。

両陣営の戦いは続く

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(翻訳:Maeda, H)