ますます面白い機能を提供するfoursquare。「いつどこにいたのか?」の履歴機能に「誰といたのか」の機能を追加

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ここ2週間くらいで明らかになってきているように、位置情報サービスを提供する各社は今週末からテキサス州オースチンで始まるSXSWフェスティバルに備えて、機能追加を行いつつあるようだ。既にいくつか変更を公開したところもある。しかしこれまでのところは外見上の変更に過ぎなかった。そのような中、foursquareがアナウンスした機能追加は、かなり注目に値するものと言えそうだ。

先週の記事にも掲載したように、foursquareはサイトに「ヒストリー」ページを加えた。このページはサイトの有用性をはるかに高めるものとも言える(現在のところはまだその魅力を十分に発揮してはいない)。そしてこのページに掲載されるデータは、今週末に発表予定の新たなiPhoneアプリケーションでも使えるようになる予定だ。「ヒストリー」の実装だけでも興味深い話だが、それだけでは過去の時点でどのような場所でチェックインを行ったかがわかるだけだ。foursquareはこれにさらなる機能を追加して、「誰と一緒だったか」を表示することができるようになっている。

データの面でいえば、過去の位置情報を確認することができるようになったというのに過ぎない。しかし、その過去の時点、位置情報を登録した場所で誰が一緒にいたのかを確認することができるというのは非常に興味深い。

ちなみに一緒にいた人として表示されるのは、foursquareで「フレンド」として登録している人だけで、すべてのfoursquare利用者が表示されるわけではない(ただ、foursquareはそのデータも保持しているわけだ)。しかしこれにより過去に登録した位置情報も非常に有益な情報となり、ソーシャルグラフを強化するのに役立つこととなる。ソーシャルネットワーク上で「フレンド」として登録するだけでなく、何度も何度も同じ人と同じタイミングで、同じ場所にチェックインしている様子などを見ることができるようになる。その相手とは間違いなく友だちになれることだろう。

これは位置情報サービスをソーシャルネットワークと、実際の行動の架け橋となるものだ。

これまでにもfoursquareはステータスページで同じ場所にチェックインした回数の多い人を表示してはいた。しかし提供を始めた新たな機能は、ひとつ次のステップに到達したとみることができる。また、現在のところはヒストリーデータは昨年の12月からのものとなっているが、foursquareはこのデータをなんと2003年まで遡るものにしようと計画中だ。
2003年まで遡るためには、foursquareの共同創立者であるDennis Crowleyが運営していたDodgeballという類似サービスのデータを利用する。このサービスは2006年にGoogleによって買収されており、昨年サービス停止がアナウンスされている。しかしデータが削除されるまでは、Dogeballからデータを取り出すことができるようになっており、これをfoursquareに取り込むことができる。Crowleyは利用者にDodgeballのデータを移行して貰って、長い期間にわたる位置情報履歴を提供していきたい考えだ。

Crowleyは次のようにメールに書いてくれた。「過去のデータを取り込む必要があります(簡単に行えます。ただしGoogleがDodgeballを完全に消し去る前にデータを取り込んでおく必要があります。取り込んでいただけrば2003年に遡って、過去に訪問した場所の情報などを提供できるようになります」。

またCrowleyはデータが広がっていくことにも期待を持っているようだ。現在のところ位置情報履歴+フレンドの情報はAPIでは提供されていない。しかし間違いなくAPIを準備するとのことだ。データ共有の方法によってはプライバシー問題が生じる可能性もある。しかしfoursquareは、位置情報の共有に伴う危険性について十分認識しており、慎重に対応していく予定だ

さらなる付加機能が用意されないにしても、この位置情報履歴は興味深いものと言える。過去を振り返って、どこにいたのかだけでなく、「誰と」いっしょにいたのかを知ることができるのだ。これこそまさに「ソーシャルデータ」と言うべきものだろう。

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(翻訳:Maeda, H)