foursquareとGowalla、位置情報サービスの主導権を巡ってデッドヒート中

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テキサス州オースチンで開催されているSXSWでは、まさに位置情報サービスの主導権争いが行われている。位置情報に関する新しいサービスないし機能が数多くリリースされているが、やはり2つのサービスが全体をリードしているように思われる。その2つとはもちろんfoursquareとGowallaだ。この両者間の争いについて、Business Insiderはfoursquareがリードを奪っているという記事を掲載している。しかし残念ながらそれは事実ではない。

実際のところ、foursquareとGowallaは統計データ的にもデッドヒートを繰り広げている。少なくともオースチンの現場ではそうだ。複数の情報源がそれを証明しているし、また明確な論拠もある(ただそれについては今のところ公開できない)。両者は今まさに激戦の最中にあるのだ。

ではBusiness Insiderがfoursquareの圧勝を結論づけたのはなぜだろうか。それは彼らがThe Hiveに頼りすぎているからだ。このThe Hiveは、Twitter上で影響力のある人の情報を解析するものだ。そのデータを見ると、より多くの人がfoursquareを利用しているように見えるのだ。しかしこの「影響力のある人」のみを解析するのでは、標本数に不足があるのは言うまでもない。また、Business TwitterがUpdateとして記載しているように、foursquareには「チェックイン・スパム」が存在することも見逃せない。「チェックイン・スパム」とは、実際にはその場所にいないのにチェックインしてしまうことを言う。

Gowallaの場合は、利用者がチェックインしようとしている場所に実際にいるのかどうか、GPSデータに基づいて判断している。foursquareでは利用者がいままさにここにいると宣言する場所でのチェックインを認めている。そのために実際には行ったこともないのに世界中で偽チェックインを行い、メイヤーを僭称することもできるようになっている。ただGowallaの方もGPS電波の不具合のせいで、実際にいる場所でのチェックインができないということもある。あるいはチェックイン用の場所が実際とは異なる場所に用意されていて、それがために本来の場所にいるにもかかわらずチェックインできないということもある。

私の入手している限りのデータを見るならば、オースチンにいる私の知人たちはfoursquareとGowallaの双方を使ってチェックインしているようだ。確かにTwitterと連動させているのはfoursquareの方が多いようだ。しかしそれがすなわちGowallaを使っていないということにはならないのだ。Twitterとリンクするのを片方のサービスのみにしているという人が多いだけの話だ(そうするのが自然なことだろう)。理由はともかく、foursquareの方をTwitterにリンクしている人が多いからと言って、foursquareの利用者がGowalla利用者を圧倒しているなどということは言えないのだ。

[image: DreamWorks Pictures]

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(翻訳:Maeda, H)