途上国の奨学金ローンをKivaモデルで展開するVittana–テク分野の幅広い支援を得て
マイクロファイナンス(小額貸し付け)は、Kivaの例が示すように、わが国でも起業家の資金確保の方法として欠かせぬものになっている。シアトルのVittanaは、同様の方法で、開発途上国における教育資金を支援しようとする。すなわちこのサイトのユーザは、途上国の学生に直接、貸し付けを行うのだ。すなわちそれは、途上国に対する奨学金ローンを、個人対個人の形で提供するものである。今日(米国時間3/15)同サイトは、ベータを終了する。
Vittanaは開発途上国に所在するマイクロファイナンス企業/組織と提携して、学生への資金提供を行う。学生への貸し付けは200ドルから1500ドルまで、貸し手個人は25ドル以上をVittanaのWebサイトで提供する。貸付金は、全額が学生本人に渡る。昨年の5月にベータを開始したVittanaは、これまで世界中の200名近くの、学位取得を目指す学生たちに、総額11万ドルあまりを貸し付けている。現在Vittanaが事業展開をしている国は、モンゴル、ニカラグア、パラグアイ、ペルー、ベトナムなどで、インドやアフリカへの展開ももうすぐ始まる。Vittanaから融資を受けた学生たちの返済率は97%である。
元Amazon社員のKushal ChakrabartiとBrett Wittが始めたこのNPOは、FacebookのfbFund REV事業より最初の創業資金を得ているが、さらにその後、テク分野のリーダーたちの多く…Mike Murray、Mitch Kapor、Joel Spiegel、Dave McClure、Dave Richards…からの資金も受けている。Qifangは、中国で同様のやり方で教育資金を融資している。
Vittanaは(March Madnessをもじった)Microfinance Madnessと呼ばれる事業により、ブロガーや学生、スタートアップ、そのほかのグループたちの賛助を求めている。TechCrunchもこの事業に参加して、The Huffington PostやRedfinなどに対し寄付を要請している。読者のみなさんも、ぜひご参加を!
(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))