Questetra
BPM

京都のQuestetraはビジネス・プロセスの管理を助ける―Google Appsもサポート

次の記事

インドの“ケータイ銀行”Ekoの奮戦と苦闘–銀行とは無縁な人びとに口座を与える

どの社員がいつ、何を、どのようなツールを使って処理しているのか? こうした情報は企業にとって死活的に重要だ。最近、多くの会社がこうした情報を処理するするためにBPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)アプリケーションを利用するようになっている。BPMはあらかじめ用意されたテンプレートに基づいてワークフローを自動化し、分かりやすく視覚化する。先月、 エンタープライズ向けSaaSの巨人Salesforce.comは新たなBPMのツールとしてVisual Process Managerをリリースした。これに対して、京都に本拠を置くスタートアップ、Questetraでは自社が提供する同名のBPMサービスが十分ライバルになるものと考えている。

Questetraを始め、BPMサービスの機能は一般的に次のようなものだ。ユーザーはワークフローを図によって定義し、重複、矛盾、ボトルネックなどがないかどうかをチェックする。ワークフローのデザインが決定したら、制作者は他のユーザーの利用を承認する。つまりこのワークフローの利用を実地で開始する。

たとえば、下に示したのは交通費などの立替払いの償還に関するワークフローだ。社員はFlashアプリケーションを通じて上司に支払いを請求する。上司は請求をチェックし、承認した場合は経理部門に請求を送る。そこで最終チェックが行われる(QuestetraのBPMアプリには、非常に多数のワークフローのテンプレートが用意されている)。処理はすべてユーザー毎に用意されたダッシュボードを通じて行われる。Salesforce.comの場合と同様、導入、利用にあたって、ユーザーにプログラミングの知識は一切必要とされない。

Questetraのセールスポイントは使いやすさと低価格に加えて、100%ウェブベースだという点にある。つまりワークフローのデザインから実際の処理に至るまで特別なソフトウェアのインストールを一切必要としない。またGoogle Appsとシームレスに統合されており、SaaS版の場合、ユーザーは既存のGoogleアカウントを通じてログインし、各種データを簡単にGoogleドキュメントにエクスポートすることができる。

Questetraは社員20人から200人程度の企業を念頭において開発されている。またローカルにインストールできるダウンロード版が用意されている。 SaaS版は1ユーザー1月あたり1000円(あるいは$10)で、無料のトライアル版もある。 多数のワークフローのサンプルも無料で提供される。またQuestetraは、先週オープンしたGoogle Apps Marketplaceを通じて販売される最初の製品のひとつとなっている。

Questetraでは現在、携帯向けの機能とAPIを開発中で、近くローンチされる予定だ。Questetraのライバルとしては、Salesforce.comのVisual Process Managerを始めとして、SAPの Visual ComposerAppianIntalio などが考えられる。

[原文へ]

(翻訳:滑川海彦/namekawa01