位置情報戦争はほぼ互角だが、TwitterではFoursquareがGowallaに圧勝

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2、3日前に書いたとおり、テキサス州オースティンで開催中のSXSWフェスティバルにおけるロケーション・サービスの競争、いわゆる「位置情報戦争」は基本的に互角の勝負になっている。われわれが入手した日曜以降のチェックイン数に関する限り、各サービスはデッドヒートを繰り広げている。しかしそこからTwitterに投稿されたツイートの数ではFoursquareが圧倒しているようだ。

Trendrrというサービスが4sq.comとgowal.laについて、それぞれの短縮URLから投稿されたTwitterメッセージの数についてのデータを私に送ってくれた。上のグラフのとおり、Gowallaは比較的安定した投稿数であるのに対して、Foursquareは非常に大きく上下している。Trendrrのデータによると、 Foursquareは平均して毎時500ツイート、1時間あたりの最高は1329ツイートだった。これに対してGowallaは平均して毎時100ツイート、最高が190ツイートだった。

ただし、このデータを解釈する上で2、3の注意が必要だ。FoursquareにはTwitterに自動投稿する機能があるが、Gowallaにはない。たとえば、Foursquareではバッジをアンロックしたりその場所のメイヤーの地位を得たりすると、アカウントを自動ツイートに設定するユーザーが多い。またチェックインの方法の問題もある。Gowallaは新しい場所からチェックインした場合、1回だけしかツイートしない(そのように設定した場合)。

第二に、このデータは過去2日間だけのものだ(Trendrrは私が依頼してからモニタを始めた)。またこのデータは世界全体のものだ。私が前の記事で「デッドヒート状態」と評したのはテキサス州オースティンのデータだけを対象にしている。

以上の点に注意を払った上でも、SXSWに関してのみ考えても、多くの人々がFoursquareがGowallaに対して優位に立っているとするのにはやはり理由があるようだ。まずFoursquareからのTwitter投稿数はGowallaに比べてはるかに多い。私もそう感じたし、私が尋ねた10人あまりも同じ意見だった。もちろん、これだけでFoursquareが実際の利用数で優位に立っていると結論するわけにはいかない。単にFoursquareの方がこうしたバイラル・メッセージの拡散に適した設定を用意しているだけかもしれない(多くの人々はこうした設定によるスパム的なメッセージの氾濫を嫌っている)。

TrendrrはFoursquare、Gowalla、LooptからのTwitterへの投稿数に関してさらに詳しい統計を持っている。それによると、Foursquareからは平均して毎日2万件が投稿されるのに対して Gowallaからは3000件にとどまり、この点ではFoursquareの圧勝となっている(下のグラフ参照)。しかしこれもFoursquareの自動ツイートが “@foursquare” という文字列を付加しているのに対してGowallaがそうしていないせいかもしれない。

位置情報戦争については、さらに詳しくデータを収集した上で、数日後にまたレポートしたい。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01