またまた任天堂が自己革新の先頭を切ったらしい―裸眼3Dゲームマシン、Nintendo 3DSを予告

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インターネットの良いところは、たとえイリノイ州ペオリアのような田舎町の出来事でも瞬時に世界に伝わることだ。日本の京都はもちろんペオリアのような田舎ではないが、数時間前に任天堂が予告を発表したNintendo 3DSは大きな注目を集めている。この製品は6月のE3で発表される予定で、どうやらものすごく画期的.なものになる―案ずるにビデオ・ゲームの歴史に新しいページを開くていのものになるようだ。

ひとつだけはっきりしているのは、これによって3Dテクノロジーが確固たるメインストリームの地位を占めるだろうということだ。Avatarにはがっかりしたというのは自由だが、インパクトが巨大だったことは否定できない。続いて1月のCESショーではありとあらゆるテレビのメーカーがレーザーをふんだんに使って3Dテレビのデモを競ってくりひろげた。ところがここで披露された各種テレビはそれぞれにまったく互換性がない。あなたがA社のテレビを買い、友達がB社のテレビを買ったとすると、2人はサッカーのワールドカップをいっしょに見ることはできない。3Dメガネの仕様が異なるからだ。

GameCubeは任天堂のメテロイドバイオハザードマリオといったシリーズの力を借りて、そこそこの成功を収めたが、PS2(やXbox)に比べるといささか期待外れの感が否めなかった。もちろん私はPS2のファンなので、他のゲーム・プラットフォームと比べるのは月とすっぽんを比べるようなものだが。

そこにWiiだ! 任天堂はこういったハードウェアの能力競争という状況に飽き足らず、ブルートゥースのセンサーを利用してWiiを開発した。そして札束が奔流のように舞い込んだ。Wiiは完全にゲーム市場の構造を変えた。任天堂は以前マニアにEarthbound(Mother2)を買わせようとして失敗したが、いまやWii Sportsはおじいちゃん、おばあちゃんからおねえちゃんに至るまでありとあらゆる層が腕がちぎれるまでプレイするほどの人気だ。

その結果、数年後にはSonyMicrosoftまでもが「おお、このモーション・コントロール・ゲームはいけるらしい」と気付いて参入した。

私自身はマウスとキーボードだけで手一杯で、モーション・コントロール・ゲームにまで手を広げる時間がないが、これが大市場であるのは間違いない。God of WarFableが大金を稼げるなら、SonyとMicrosoftのFling Paintも同様だろう。

そこで3DSの登場となった。任天堂は(英語のPDFのプレスリリースはこちら)「特別なメガネの必要なしに、裸眼で3D映像によりゲームが楽しめる」マシンだと宣言している。メガネを外したら外も歩けないほどの私のようなゲームマニアにとっては、実にありがたい話だ。CESの3D TVにはたいして感心しなかったが、しばらく前にEAのBattlefield: Bad Company 2を(Nvidiaの新技術のおかげで)3Dでプレイする機会があった。これも別に感心するほどの出来栄えではなかったが、そこで3Dゲームをプレイするのに$1,000もするモニタと特別なメガネと新しいビデオカードを買わずに済めば、それに越したことはないと思った―もちろんそちらがあまり高価でなければだが。とにかく敵をやっつけようと左クリックするときに多少の奥行が感じられるのは悪いことではない。

任天堂の3DSは来年の今頃市場に出回るらしいが、下位互換性があって現在のDSゲームもプレイできるようだ。私のDSライブラリはごくささやかなもの(Chrono TriggerFinal Fantasy くらい)だから別にどちらでもいいが、コアなDSユーザーの場合は3DSにアップグレードしても過去のゲームを捨てずにすむというのは朗報だろう。

もっともアップグレードというのは言葉が適当でないかもいしれない。3DSはまったく別のハードウェアと考えた方がいいだろう。DS Liteが DSiになったとか、DSiがDSi XLになったのとは違う。

とにかく、任天堂は「皆さん! 私たちはWiiでモーション・コントロール技術を膨大な一般ユーザーに普及させましたよね? 今度は3Dテクノロジーで同じことをしますからよろしく」と言っている。

さて、Sonyがどんな3DPSPを発表するのか楽しみだ。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01