邪悪のダイアル。図解:詐欺まがいエコシステム

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先週私は企業が利益の動機と善行の動機の両立は不可能であると論じた。コメント欄その他で数多くの反論があった。

うーん、私が間違っていた。この相反するゴールを両立させることは可能だ。そしてその例証として、FacebookゲームパブリッシャーがSuper Rewards経由でアプリを収益化する際に強要されるこのばかげた決断に勝るものはない。一方の端に「Monetization」(金儲け)、もう一方の端に「User Experience」(ユーザー体験)と書かれた文字通りのスライダースイッチがあるのだ(上図参照)。

パブリッシャーは選択を迫られる。ユーザーに善を尽くせば儲からなくなる、すなわちゲームを宣伝してもらうためにFacebookに戻す収益が減る。市場シェアを失いそのゲーム消えていく。以前パブリッシャーたちが話してくれたのは、最悪のやり方が一番金を生むということだった。みんなは同意しなかった。今パブリッシャーが下さなければならない決断を見ると、これでも同意しないのか私にはわからない。

金儲けか、それともユーザー体験か。

金儲けを選んだパブリッシャーは間違っているのか。イエス、しかし生き残るためにはそうするしかない。Super Rewardsが邪悪な売り込みをさせるのが間違っているのか。イエス。(イエスなのだ)。しかし以前にも言ったように、Facebookは究極の犯罪者である。ルールを作るのは彼らだ。ルールを柔軟にすればするだけ、彼らに戻ってくる広告マネーは増える。邪悪のダイアルとFacebookの収益との間には直接的な相関がある。

Facebookは、ダイアルを永久に〈邪悪でない〉側に回したままにするようルールを制定すべきだ。広告はそこを出発点にするべきだ。そうでなければ、長期的に深刻なブランドダメージのリスクを冒すことになる。ユーザーに対してFacebookが保護している姿勢を見せるべきだ。それは曲げてはいけないルールだ。今は曲げられっぱなしだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)