Will Price
ClickTurn

30分でリッチメディア広告を作れるClickTurn–しかもマルチタブの豪華版だ

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冷静に。Facebookで梅毒にはなりません。

今オンライン広告は、これまでの静的なテキスト広告に替わって、高度なカスタマイズができて対話性のあるリッチメディア広告に人気がある。しかしリッチメディア広告は簡単には作れないから、手が出ない企業も少なくない。そこでWidgetboxの広告作成サービスClickTurnの登場だ。パブリッシャー(publisher, サイト/ページの提供者)は、ClickTurnを使って比較的簡単迅速に複数のタブのある動的な広告を作れる。各タブの中には、YouTubeやTwitter、Facebookなどのストリームを入れることができる。だからそれは、“サイト内のミニサイト”みたいなもので、そこで広告主はいろんな魅力的なコンテンツやソーシャルメディアのフィードを見せることができる。

ClickTurnは12月に立ち上がったばかりなのに、すでに1億インプレッション(広告の総到達〜表示数)を達成し、1ドル50セントのCPMを稼いでいる。かなりの好成績だが、現在の12の顧客の中にはCBS、IDG、LinkedInなどのビッグネームもいる。

パブリッシャーにとってのメリットは何だろう? パブリッシャーは広告がほしいし、広告主は高い注目度がほしい。注目度を高めるためには、リッチメディアが効果的だ。WidgetboxのCEO Will Priceによれば、従来のディスプレイ広告のクリックスルー率0.13%、関心率(engagement rate, マウスがその広告の上に来る率)2%に対し、ClickTurnの広告は各0.8%、20-25%という高い率だ。

類似の広告作成サービスにEyeWonderPoint RollEyeblasterなどがあるが、PriceはClickTurnの特長を次のように語る: リッチメディア広告の制作はふつう、一人のFlashデベロッパによる4〜6週間の作業を要し、労働集約的で非常に高くつく。しかしClicTurnなら、Facebookをナビゲートできる人なら誰でも(==その程度のPCスキルの人でも)、ClickTurnのテンプレートを使って30分で広告を作れる。ClickTurnがフォームを提供し、ユーザはその背景、サイズ、アニメ、タブとその内容(ソーシャルメディアのストリームやそのほかの情報/マルチメディア)などを指定する。それと同時に、その広告のモバイルバージョンも作成できる。PC版の入力蘭にユーザがケータイの番号を入力すると、テキストメッセージでリンクが送られ、そのリンクをクリックするとHTML5に対応したリッチで動的なモバイル広告が出現する。

リッチメディア広告の世界は、まだ比較的小さい。Web上のディスプレイ広告の市場規模は$7.4B(74億ドル)、そのうちリッチメディア広告はわずかに$1B(10億ドル)だ。しかし、広告主たちが高度なカスタム化とオーディエンスの参加性を求めるに伴い、リッチメディア広告は今急速に伸びている。クリックスルー率の高さだけではなく、むしろリッチメディア広告の真価は、それがユーザデータの宝庫であるところにある。通常のディスプレイ広告ではインプレッション数ぐらいしか分からないが、ClickTurnのようなサービスでは、ユーザと広告との対話の様子が分かる(たとえばどのタブ〜どのコンテンツに人気があるか)。つまりそれは、消費者のオンライン行動を見るための窓であり、マーケティングにおけるソーシャルメディア戦略の成否を計る物差しでもある。


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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))