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Twitterからデベロッパーへ贈り物―サードパーティーのデータストリーム取得制限撤廃へ

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現在Twitterアプリのデベロッパーを悩ませている最大の問題の一つは、ツイート、RT、その他のユーザーデータの取得に制限がかかっていることだ。Twitterデベロッパー向けカンファレンスのChirp(TechCrunchの関連記事)で、 Twitter社のプラットフォーム担当ディレクター、Ryan Sarverはこの制限を撤廃することを発表した。TwitterはUser Streamsと呼ばれるデータストリームの取得に関して、従来設けられていた制限を撤廃する。Twitterが開発した新しいプッシュ技術によって、ツイート、RT〔リツイート〕、@返信、DM〔ダイレクトメッセージ〕、お気に入り、などすべての情報がTweetdeckのようなアプリに対してリアルタイムで配信されるようになる。件数の制限もなし、待機もなし、データ取得のためのポーリングの必要もなし、とSarverは約束した。実際にこのアップデートが行われる時期については明らかにしなかったが、Chirpカンファレンスに続いて行われるHack Daysイベント中に少なくとも2日間、デベロッパー向けにこの新機能がデモ公開される予定だという。

現在はユーザーがツイートを投稿するとTwitter.comに最初に表示され、サードパーティーのクライアントに表示されるまでには遅延がある。この遅延がなくなるというのは大きい。サードパーティーのアプリがこの点でTwitter独自のアプリと同一条件で競争できるようになるからだ。多くのユーザーにとってスピードは非常に重要だ。高機能なアプリを「遅い」という理由で嫌い、Twitter.comを利用し続けるユーザーもいる。Twitter.comに変更が表示されるのと同時にTweetDeckにも表示される様子がステージ上でデモされた。TweetDeck以外の無数のアプリでもこうしたパフォーマンスの改善が見られるのかどうかはローンチ後になってみなければわからない。しかしTwitterがサードパーティーのアプリのパフォーマンス改善に真剣に取り組んでいることは確かなようだ。

SarverはまたTwitterは全ユーザーのデータストリームを集約したFirehoseを提供する相手企業を拡大することを明らかにした。従来Google、Bingなど大手検索エンジンだけに提供されていたフル版のFirehoseは、すでに数社のスタートアップ検索エンジンに対して公開されている。フルFirehoseは全ユーザーの全ツイートに加えて、さらに重要なことに、検索データとトラフィックの統計をリアルタイムで配信する。

最後に、Twitterは注釈(annotation)機能を次の四半期中に公開することが発表された。注釈機能によって、デベロッパーは任意のツイートに自由にメタデータを付与することができる。現在、ツイートがサポートするメタデータ、たとえば位置情報や、返信の宛先情報などは、そのツイートを投稿したアプリケーションによってのみ付加可能となっている。アプリケーションはこうしたメタデータを利用してツイートを検索したりソートしたりできる。注釈機能が一般に公開されると、サードパーティーのデベロッパーはTwitter側が公式に新しいメタデータの種類を増やすのを待たず、自ら自由に注釈情報を付加、利用できるようになる。

今日、この後、デベロッパー向けにTwitter APIの技術情報とアプリケーションの開発のヒントを掲載したTwitterのデベロッパー向けサイトがオープンする。〔すでにオープンしている〕

TechCrunchのChirpに関する記事はこちら

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01