FacebookのLikeボタンに対抗してGlueがソーシャルレコメンデーション機能を強化

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Facebookが先週発表したLikeボタンは、Facebookにかぎらずあらゆるサイトで、ユーザがコンテンツに対する”好き”を表明できる。そしてその情報はFacebookに送られ、ユーザのプロフィールに入る。これによっていずれ、Facebookという特定のソーシャルネットワークを超えた巨大なレコメンデーションネットワークが作られるものと期待されている。CEOのMark Zuckerbergは、立ち上げの初日で合計10億回ボタンがクリックされると見積もった。そしてそれは、既存のレコメンデーションサービスにとって大きな脅威になる。その一つであるGlueは、ソーシャルブラウジングアシスタントと称し、ユーザがWebをサーフィンするときに、映画や本や、レストラン、株などいろんなものの格付けとレコメンデーションを表示する(専用のブラウザプラグインを使う)。今日(米国時間4/26)Glueは、ユーザの過去の好みを利用して、次にそのユーザが気に入りそうな映画、アルバム、本などをレコメンドするパーソナライゼーション(personalization, 個人対応)機能を立ち上げる

Glueはセマンティック技術を使っていろんな分野の関連製品やメディアをユーザに提示するが、これからは最新の映画、本、音楽などの中からユーザのこれまでの好みの傾向に基づいて“おすすめ品”を取り出す。しかもそういうレコメンデーションの更新をリアルタイムで行う。Glueの上でいろんなものを選べば選ぶほど、ますます、ユーザに合った映画などがレコメンデーションの上位に並ぶことになる。

またGlueのツールバーを使うと、ユーザのWebサーフィン中に為されるレコメンデーションに意味のある流れが加わる。ツールバーにはユーザが前に選んだものと似たものが表示され、友人たちのリビューも加わる。そして、そうやってレコメンドされた映画やアルバムや本などの良し悪し/好き嫌いを決めることができる。

さらにGlueはホームページのデザインを一新して、ユーザのメッセージや友人たちによるアップデート、新しいおすすめ品などを表示する。友人からのストリームは自動的に折りたたまれるから、すべての友人からのアップデートを見るのも容易だ。おすすめ品も、日付、ユーザとの相性度などの基準でフィルタできる。

今現在、Glueの登録ユーザ数は40万を超えており、寄せられる格付け情報は毎月150万を超える。Glueは外部からの投資のない完全自力サイトだから、この数字はリッパなものだ。しかしこのような新機能でもってGlueは、はたして、Facebookによるソーシャルレコメンデーション宇宙の占領を押しとどめることができるだろうか? GlueのファウンダAlex Iskoldは、FacebookによるLikeボタンの自サイトを越えたばらまきを見て、“自分がほめられたような気分になった”と言っている。実はIskoldは、FacebookのLikeボタンやOpen Graphの実装についてとてもよく知っているのだ。そして彼は、Likeボタンはどちらかというとユーザのためを考えた機能ではなくて、パブリッシャーが利用するマーケティング情報にすぎない、と見ている。これに対してGlueのプラグインはあくまでも、ユーザがWebを閲覧していろんなサイトを訪ねていくときにレコメンデーションと対話するためのツールだ。Glueも今後はFacebookのLikeボタンを何らかの方式で組み込むかもしれないが、そのやり方はまだ決めていない、とIskoldは言った。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))