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オンラインビデオの勝者は放送局とウェブメディアサイト―なぜかTwitterユーザーはビデオの視聴時間が一番長い

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今日、オンラインビデオを掲載していないメディアサイトにお目にかかることはめったにない(われわれでさえTechCrunch TVを準備中だ)。しかしどういったタイプのメディアサイトがいちばん視聴回数を稼いでいるのだろうか? BrightcoveとTubemogulによる共同調査(下にエンベッドしてある)によると、YouTube以外のサイトで、オンラインビデオ分野でもっとも成功しているのは主要ネットワーク放送局とウェブの専門ビデオ・チャンネルだと判明した。それに続くのは雑誌サイト、音楽レーベルのサイトで、新聞系のサイトは視聴回数でも成長率でも低調だった。

視聴者がこれらのビデオを発見する経路は、およそ半分(51.75%)が運営者のトップページから直接誘導されていた。これにGoogle検索(38.92%)、Yahoo検索(5.58%)、Bing検索(2.29%)が続いた。Facebookはやっと統計に載る(0.40%)程度で、Twitterはそれより少ない。しかしなぜかTwitterから誘導されてビデオを視聴したユーザーは他のソースから誘導されたトラフィックに比べて平均して視聴時間がもっとも長かった。

今回のサンプル調査では、2010年の最初の四半期にネットワーク放送局のビデオのストリーミング回数は3億8000万回だった。ウェブ・メディアはこれに肉薄する3億2600万回だった。しかし、ビデオ専門サイト、総合エンタテインメントサイト、ウェブニュースサイトを含むウェブメディアの前年同期比成長率は300%に達している。放送局サイトの対前年同期比の伸び44%に留まった。2009年を通して、ウェブメディアサイトは放送局系サイトに比べて2倍の速さで成長した(165%対74%)。このまま推移するなら、ウェブメディアは今年中に放送局を追い越すことになりそうだ。(この調査はBrightcoveと配信契約を結んでいるメディア顧客を対象としたもので、必ずもウェブ全体を表すものではない。しかし、Brightcoveのビデオホスティングの規模の大きさを考えるなら相当に正確なものと期待できる)。

雑誌サイトもビデオ分野でそれなり健闘している。第一四半期のストリーミング回数は1億9000万で、90%の増加となった。音楽レーベルのビデオがほぼ同数で1億9100万回、60%アップ。これに対して新聞サイトはストリーミング回数は1億3600万回だったが、伸び率はわずか5%と不振だった。しかも新聞サイトは他のどのタイプのサイトよりもビデオに力を入れている。この四半期だけで、ビデオプレイヤーが20億回もページにロードされている(つまりそれだけの数のビデオプレイヤーが表示されたということ。その多くはクリックされない)。これに対して雑誌サイトでのプレイヤーの表示回数は12億回、ウエブメディアでは7億6000万回、放送局サイトでは6億7000万回などとなっている。

明らかに新聞サイトは読者にビデオを再生させることに失敗している。 20億回もビデオプレイヤーを表示しながら、そのうちクリックされて再生されたのは1億3600万回に過ぎない(6.8%)。コレに対して放送局サイトの場合は6億7000万回のプレイヤーの表示に対して3億8000万回の再生(56.7%)となっている。この理由の一つは、新聞サイトを訪問するユーザーは素早く情報の概要を得ようとするのに対し、放送局サイトを訪れるユーザーは始めからビデオを見るつもりだという点だろう。雑誌サイトも12.7%の再生に成功しているが、やはりニュースサイトの訪問者の方が急いでいるという時間の要素で説明できるのだろう。ただし、ニュースサイトでビデオを見るユーザーは他のタイプのサイトのユーザーに比べて、ビデオを最後まで見る率がわずかながら高かった。最後まで再生を完了する率は、新聞サイトが41%、雑誌サイトが39%、放送局サイトが38%、音楽レーベルサイトが29%となっている。


1Q10 Online Video report

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01