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今年のWeb 2.0 Expoに招待された将来有望なスタートアップ6社

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毎年Web 2.0 Expoでは、5〜6社の有望なスタートアップが招待されてステージに立ち、カンファレンスの来場者と審査員たちの前で5分間のプレゼンを行う(これに関する過去の本誌記事がここここにある)。今年は昨日(米国時間5/5)、そのプレゼン大会があり、全員が優れものだった。以下で、各社を簡単に紹介しよう。

各社を審査したのはReadWriteWebのMarshall Kirkpatrick、ElanceのEllen Pack、そしてFounders FundのBrian Singermanだ。審査員+来場者が選んだ今年の優勝者はRhomobileだった。


Ask Your Target Market.com

TCのデモピット企業なので、本誌も前に取り上げたことがある。AskYourTargetMarketは、オンラインのアンケートで簡単かつ安上がりに市場調査ができる、というサービスだ。ユーザは、消費者の居住地域、性別など層別特性を指定する。そうするとこのサービスが、その層の人びとにアンケートを送る。結果は、このサービスがきれいな表やグラフにして見せてくれる。料金は回答50件で29ドル95セント、400件なら97ドルだ。

講評:
Kirkpatrick: とてもおもしろいね。でも、スパムと思われてしまう危険性も、ありそうだね。
Pack: すばらしいわ。私もマーケターだから、とても魅力を感じる。
Singerman: この種のサービスは、ほかにもある。審査員の心をとらえるキモは何だろう? たとえば、Facebook上からアンケートをするとかしたほうが、より効果的ではないかな。


EnglEasy

EnglEasyはまったくの新人で、ほんの数日前にStartup Weekendで会社を作ったばかりだ。Startup Weekendは、いわゆるハッカソン(hackathon)で、起業家や技術者たちが週末いっぱい連日コードを書いてプロジェクトをまとめるという催し。EnglEasyは、ゲームをしながら英語を勉強できるというサービス。彼らが作ったAndroidアプリは、Androidの音声認識やテキスト→音声変換を利用して、英語の基本語彙などを楽しく教える。生徒の親は、有料会員になって子どもの成績などをWeb上で見ることができる。まだ荒削りだが、わずか1週間足らずでこれだけのものを作れるんだから、かなりの才能だ。

講評:
Singerman: どうやってお客を集めるの? 教師たちを戸別訪問して宣伝するつもり?
答え: ユーザ数を多く見込める公立校は難しいですが、私立校は入り込むのが比較的容易です。外国人向けの私立学校と関係を築きながら売り込もうと思います。
Pack: 成績をグラフィカルに表示する機能なんか、私立校に売れそうね。
Kirkpatrick: この教材の、対象年齢層がよく分からないね。また、毎回々々良いゲームを作るのは、なかなか難しいよ。


Pearltrees

Pearltreesも、本誌が前に取り上げたことがある。気に入ったWebコンテンツをこぎれいに視覚化するサービスで、各アイテムが動く泡で表される(泡ではなく真珠(pearl)だと言ってる)。その泡をユーザがブログに埋め込める機能を、最近立ち上げた。また、ソーシャルな機能もある。

講評:
Kirkpatrick: マインドマップのような形でコンテンツを展示するツールを作って、しかもそれが世の中の話題になることは、きわめて珍しい。問題は、広く普及するかどうか、そして、オーバヘッドが大きすぎないか、という点だ。


Rhomobile

Rhomobileは、いろんな機種の携帯電話にそのまま展開できるアプリケーションを書くためのプラットホームだ(一つだけ書けばそれが全機に対応)。現在の対応機種はiPhone、BlackBerry、Windows、Symbian、Androidだが、そのほかも準備中。デベロッパはアプリケーションを、HTML/JavaScript/VSS/Rubyで書く。iPhone向けにはObjective CのXCodeプロジェクトを生成するから、Appleのデベロッパライセンスに準拠している、と同社は言っている。

講評:
Pack: モバイルは今後伸びるから、いい着眼ね。互換性を広くするために犠牲にしたものはないの?
答え: ありません。でも、アプリがすべての機種の最新機能を利用できるよう、気をつけています。社員の生産性を上げたい大企業からの引きあいが多いです。


Strings

金曜日(米国時間4/30)に立ち上がったStringsは、ユーザがWeb上で興味を抱くものを発見し共有するための、ソーシャルな調査〜フィルタリングプラットホームを提供する。このサイトが提供する複数の‘トラッカー(trackers)’が、いろんな人気サイトでのユーザのアクティビティを自動的に捕捉する…そのためにブラウザのプラグインを使う。買い物というアクティビティも捕捉するから、その点ではBlippyに似ている。ただしこのサイトのアルゴリズムは、おもしろいコンテンツを拾うが、ノイズは捨てる。

講評:
Singerman: 良さそうだが、キラーアプリがほしいね。ユーザが、ほかの何よりもこれを使いたくなるようなアプリだよ。
答え: 最初は共有が中心ですが、キラーアプリといえば発見機能でしょう。
Pack: ビジネスモデルは?
A: ユーザのデータは売りません。非公開です。うちは、ユーザがいろんなものを発見できる機能がメインですから、パートナーサイトへのトラフィックを増やすでしょう(本誌注記: アフィリエイトで稼ぐつもりか?)


Stupeflix

Stupeflixも、本誌が最近取り上げた。ここは、画像やテキストのような静的コンテンツから素早くビデオを作り出す。作ったビデオを、あとから対話的に更新することもできる。サービスのバックエンドでは、プログラムを組んでビデオを編集することもできる。また、レンダリングAPIやAffter Effectsのサポートもある。すっきりと、良くできたサービスのようだ。
講評:
Pack: これはすごいと思う。ビジネスモデルは?
A: AWSなんかと同じく、ユーザは使用料を払います。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))