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[jp] オープン3カ月で11万ライブ達成のTwitCasting。目指すのはリアルタイムインフラだ

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2006年にスタートアップしたUstreamが日本の巨大テレコム、ソフトバンクによる$20Mの出資を受ける一方で、動画共有サイトのVeohは巨額の投資金を使い果たし、ついにその姿を消した。動画共有というトレンドがライブ動画へと変遷するなか、各社はTwitterによって生み出されたリアルタイムウェブという巨大なプラットフォームを活用することで、新たな局面を作ろうとしている。

特に注目すべきはモバイルだ。kyteqikなどのプレーヤーに加え、Ustreamもモバイル対応を積極的におこなっている。そしてモバイル天国の日本でもこのマーケットにチャレンジするプレーヤーが現れた。サイドフィードの提供するTwitCastingだ。読者のみなさんなら一度は「モイ!」っと配信したことがあるのではないだろうか。

「2月3日にオープンしたTwitCastingはオープンして丁度3カ月。ユーザーアカウント数は5万、配信されたライブ数は11万を超える」サイドフィードの代表、赤松 洋介氏が現在の状況について説明してくれた。「30分の配信制限をしているので、ライブを24時間途切れさせないようにするのが当面の目標」24時間でライブが途切れる時間は1〜2パーセントほど。利用者の9割は日本で、おおよそ半数が保存せずライブのみとなっている。

さらに利用シーンについても「誰が使うかもう少し明確にする必要がある。ライブする側も一部テレビを流したりしている方もいるが、もっと仲間内のコミュニケーションに使ってほしい」と語る。配信される傾向としては食事時間を中継するママゴト中継、焼き肉中継、ペットを延々と中継する犬猫中継、さらに夜中になるとでてくるゲーム中継などが多いそう。著名人も数名つかわれているようだ。

利用者が思い思いに使い方を見つけてくれている同サービスが、次のステップとして用意するのが開発モジュールの提供だ。「現在TwitCastingのモジュールを準備していて、例えばタレント事務所などが専用のTwitCastingを用意することができるようになる」このモジュールはiPhoneのライブラリとして提供される。iPhoneアプリに組み込むことで、サードパーティーは独自のTwitCastingアプリを作ることができる。いわばオリジナルのiPhone中継システムだ。

TwitCastingはどこに向かおうとしているのだろうか。赤松氏がよく言葉にしたのが「リアルタイムなコミュニケーション」だ。「配信している側も配信しているだけではあまり面白くないと思う。TwitCasting内でのコミュニケーションが活発になれば楽しさも増えるかと考えている」その一環として対応したのがiPhone上のウェブサイトですぐにライブ動画が再生できる機能だ。デモをしてもらったのでご覧いただきたい。

また重要な役割を果たしているTwitterとの連携についても「Twitterで使えるところは使う。フォロワーのリストを取ったり、写真を使ったり。でも実は今もアカウントの認証だけで、あまり依存しないようにしている。将来的には「モイ!」だけ流して導線が確保できればそれでいい」とあくまで独自のプラットフォームを大切に考えている。

さらに位置との連携についても興味深いアイデアを教えてくれた。「例えばある場所での仮想のコミュニケーション。ライブでその場所を訪れた感動を残しておいて、後から来た人がその情報を引き出す」これはセカイカメラのエアタグに似た考え方で、旅先でライブ配信した動画情報がその場所に残されると、後から訪問した観光客と時間差でコミュニケーションができる、という考え方だ。エアタグがライブの動画になってるとイメージすればいいだろう。

ビジネスについては「ビジネスについてはまだ模索中。インフラにならなければならない。まずは映像も音声も交えた、リアルタイムなコミュニケーションインフラになることが優先。そこがまず構築できてから考えたい」今後の盛り上がりに注目したい。