ソファによりかかって何もせずにYouTubeビデオを長時間見れるお気楽サイトNowmov

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オンラインのビデオストリーミングは楽しいが、でも数時間ぐらい、チカチカする画面を茫然と見つめながらひまつぶしをしたいときは、テレビが勝つ。YouTubeのおもしろいプレイリストを作るのは、なにしろたいへんな作業だ。今日(米国時間5/7)スタートしたY Combinator出身のNowmovは、この問題に挑戦した。このサイトを訪れたら、えんえんといつまでもYouTubeの(願わくば)おもしろいビデオを見ることができる。ただ見るだけで、何も考える必要がない。Nowmovにはすでに、Jeff Clavier、Paul Buchheit、Shervin Pishevar、Ron Conway、Charles River Ventures、Ashton Kutcherといった、そうそうたる顔ぶれのエンジェル投資家たちが関心を示している。

Nowmovのサイトは、少なくともユーザの視点から見れば、ものすごく単純だ。Nowmov.comを訪ねたらすぐに、YouTubeのビデオの再生が始まる。マウスで、「一時停止」「次のビデオへジャンプ」「友人と共有する」などのコントロールができる(キーボードショートカットもあるので、たとえば矢印キーで次のビデオにジャンプすることもできる)。しかしほとんどの場合、これらのコントロールを使うことはないだろう。テレビを見るときのように、ソファによりかかってひたすら見るだけだ。次は何を見ようかと考える必要もない。Nowmovはバックエンドでビデオの事前ロードをしているので、次のビデオに変わるときのギクシャクしたポーズもない。

Nowmovは再生するビデオを、Twitterの上の共有リンクの多さで決めている(今後はTwitter以外のサイトも参考にするしYouTube以外のビデオも積極的に拾う予定)。今のところ、個人の好みに合わせたプレイリストの作成機能はないが、現状のたった一つのプレイリストはたえず更新され、ユーザのクッキーを見てその人がすでに見たビデオはスキップされる。ただし、各ユーザの好みを学習するLike機能のようなものはない。しかし同社は今後、各ユーザの個人別チャネルを提供する構想があるので、これからが楽しみだ(いわば、Pandoraのビデオ版だ)。

同社のスタッフは全員、ビデオ技術の経験者だ。まず二人のファウンダThomas PunとJames Blackは、長年Appleでビデオのエンコーディングや画像処理をやっていた。三人目のDavid Kelsoは、過去に2つのスタートアップで技術担当のファウンダだった。

たしかに、こんなサイトへのニーズはあるが、でもNowmovが初めてではない。ffwdは、インターネットビデオをテレビの(複数の)チャンネルのようなものに変えることを試みたし、Magmaはビデオの再構成による番組化をねらった(ただしNowmovのようなユーザが何もしないサイトではない)。それにYouTube自身も、独自のレコメンデーションアルゴリズムによってユーザをサイトにできるだけ長時間つなぎ止めようとしている。

裏話: このサイトの誕生にはAshton Kutcherが深く関わっている。Nowmovの連中はほかのことを考えていたのだが、KutcherがY CombinatorのファウンダPaul GrahamとJessica Livingstonに、こういうものがほしいと告げたのだ。Kutcherも投資家およびアドバイザーとして参加し、今のNowmovが誕生した。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))