ニュース
WeeklyTop10

[jp]ウェブの未来についての議論が盛んに—先週の人気記事ランキングベスト10(5/3〜5/9)

次の記事

Twitterの注釈機能「Twannotations」の早耳情報

更新の時間が少し空いてしまったけれど、先週のTechCrunch Japanのアクセスランキングから日本はゴールデンウィークだった間に、おもに北米で何が起きていたのかを振り返ってみよう。

1. Googleが笑撃のChromeスピードデモビデオを制作
2. 1年で70億枚の顔写真をスキャンしたFace.comが顔認識APIを無料で一般公開
3. ティム・オライリー、「スティーブ・ジョブズはウェブに根本的な変化を起こそうとしている。しかし…」
4. DropboxがAndroidアプリとモバイルAPIを提供開始, Appleが寝ていてもiPadのクラウドシンクはできる
5. どうした、Googleのこの冗長な新UIは
6. MicrosoftがAppleやGoogleと同調”Webの未来はHTML5だ”–IE固有仕様がやっと一掃へ
7. Web開発の現状を25のトゥウィートで斬るとこうなる–iPhoneを見捨てたFacebookデベロッパの告白
8. Google、今夏デジタル書店開業へ(WSJ発)
9. ウェブも株式市場の暴落と反騰に追いつけず苦戦中(アップデートあり)
10. Facebook、App Store、そして必然の音

先週は5月3日から6日までサンフランシスコでオライリーの主催するWeb 2.0 Expoが開催され、そのレポートをいくつか掲載した。そんな中、ちょうど前後して業界中を議論の渦に巻き込んだアップルに端を発する「今後はFlashじゃなくてHTML5」論争と重なって、ウェブの未来に関する話題がよく読まれていたようだ。

とはいうものの、もっとも読まれた記事はGoogle Chromeの最新版のレンダリングのスゴさを衝撃的に、いや見出し通りこれは笑撃的に見せてくれたGoogleのおバカビデオ記事だった。このビデオを大マジメに作ったGoogleに拍手を送りたいね。

で、本題のウェブの未来に関する議論で言えば、AppleやGoogleに追随するかのように、MicrosoftがIE9でHTML5をサポートし、ビデオコーデックにはH.264のみを採用するという記事が6位に、ウェブの開発状況について悲観的な意見を披露したJoe Hewittさんの記事が7位にランクインしてます。

FlashかHTML5か、あるいはウェブじゃなくて独自のアプリケーションか、互いのビジネスに対する思惑も多少なりとも見え隠れしているこの議論だけど、後にH.264「のみ」という記載について言葉を濁すような感じでブログに追記したマイクロソフトと違って、AppleはAdobeに対して強行な姿勢を貫き通しているね。

そしてこの議論を見通してか、自身の「インターネットオペレーティングシスム」論でApple、Facebook、Google、Microsoftを採点したのがTim O’reilly。3位の記事がそれなのだけど、ソーシャルグラフの重要性からFacebookをベタぼめしているのが気になる。いずれにせよ、AppleやGoogle、Microsoftに加えて、これからはFacebookも要注目企業ということ。

このあたりの議論については、MG Sieglerの10位の記事「Facebook、App Store、そして必然の音」を読んでみるといいかも。テクノロジー産業の歴史的背景から現状を照らし合わせると、未来が見えてくるかもしれないね。

ほかには新興企業のAPI公開記事が2つもランクインしているのが興味深い。Face.comとDropboxの記事がそれぞれそうなのだけど、いずれも限定された機能をプラットフォーム化しようとしているサービス。日本でもこれだけ記事が読まれるわけだから、本国での関心はもっと高いんだろうね。強力なプラットフォームとなれば、もしかしたらどこかに買収されるなんてことがあるのかも。

さて、ランクインはしなかったけれど、興味深かったのはAppleの昨今の大躍進でとばっちりを受けていると報じられた任天堂に関する記事。5月6日の決算発表では6期ぶりの最終減益を報告し、Wii、DSともに世界での販売台数は前年を割った。これにはiPhoneでのAppStoreによる新しいアプリケーション配信の姿による影響があるのでは、という意見なのだけど、国内でも最近はゲームといえば、モバゲータウンやGREEなんかのテレビCMのほうが目につくよね。

任天堂が提供するゲームと、iPhoneやケータイ向けのゲームが同じ質のものだとは言えない(この記事でもそう言っている)けれど、昨今のゲームマーケットはソーシャルゲームも含めて、プレイヤーが変わってきつつあるのじゃないかな。任天堂は年内に3D機能搭載の新しいDSを投入すると言われているけど(発表は6月のE3だそうだ)、それはケータイ電話ではないだろうから、iPhoneやiPadと同じ土俵で戦うものではないだろうけど……もし対Appleとなる戦略を新たに任天堂が出してくるのだとすると、それはそれでとっても楽しみ。6月のE3が待ち遠しいね。

ということで、先週のランキングでした。今週もTechCrunch Japanを楽しく読んでください。

これまでの週間人気ランキングはこちら
※ 週間人気コンテンツランキングは、期間中のパーマリンクのアクセス数をもとに順位づけしたものです。