不満の嵐をよそに、Facebookの新ソーシャルプラグインが10万インストール突破

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Facebook Connectがスタートしたのは2008年の終りだった。あれから1年半、ウェブ上では25万ほどのサイトがこれを使っている。一方Facebookの新しいソーシャルプラグイン(新しくできたOpen Graphを使っている)が登場して3週間になる。すでに10万を越えるサイトが利用していることをFacebookが公表した。

考えてみるとこれはかなり驚くべきことだ。この割合でいくと、Facebook Connectが1年半かかってウェブに浸透したのと同じことを、この新ソーシャルプラグインはわずか数ヶ月のうちに果すことになる。またこれは、何百万人ものユーザーが、いくつかのプライバシー問題に激怒し、メディアはこのツールに関してFacebookを叩きまくっているものの、ウェブ上の殆どのコンテンツ提供者は気にしていない、ということをものがたっている。あるいは気にしていたとしても、Facebookの5億人近いユーザーと繋がることは見過ごすには強ぎる誘惑なのかもしれない。

Facebookは同社のデベロッパーブログの記事中、新機能のプライバシー問題には一切言及していない(問題の大部分はプラグイン自身とは別の「インスタント・パーソナライゼーション」に関するもの)。むしろプラス面を強調し、新プラグイン群の使いやすさのおかげでこの驚くべき速さで採用数が増えていると指摘している。これこそが、彼らの願いだったようだ。2週間前、Facebookは5万ヵ所のサイトがプラグインを組み込んだことを発表したが、今すでにその2倍に増えている。これは、Facebookが毎日数十億インプレッションをこのプラグインのおかげで手にすることを意味している。

私たちは、統計数値に背後にあるストーリーの方が、数値そのものよりも重要であると考えています。Facebookをやっていてわかったのは、人々が共有し閲覧し魅了されていくのは、どんな種類のコンテンツにせよ、友人や自分が知っている人信用できる人たちを通じて目にしたものだということです。上記の結果がこれを裏付けています。私たちはオフライン世界におけるソーシャルな行動、例えばニュースやレビューやスポーツへの熱狂を共有することを可能にし、各サイトにはそのユーザーが友人たちと共にコンテンツを体験するための手段を提供しています。」とJustin Osofskyがデベロッパーブログて語った。

昨晩本誌が指摘したように、新しい「インスタント・パーソナライゼーション」機能には正真正銘のセキュリティーホールがある。Facebookは直ちにこれに対処することができたが、今後この機能がウェブに広まっていくにつれ、新しい問題が出てくることは予想できる。

そしてこれは、今後ますます普及し続けるだろう、なぜならわれわれはFacebook時代に突入したからである。こうした新機能に文句を言う人ひとりにつき、何十人もの人々が静かにコードをインストールして自分のサイトをFacebookのソーシャルグラフと繋いでいるだろう。支配は始まっている

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(翻訳:Nob Takahashi)