OneSocialWeb曰く: 'オープンなFacebook'ではDiasporaよりこっちが上だ

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Diasporaプロジェクトは、New York Timesが紹介したために、みんなの関心を集めているが、同じく次世代のFacebookをねらうOneSocialWebも、その存在に気づく人が一人でも増えてくれることを熱烈に願っている。

彼らに言わせると、DiasporaもOneSocialWebも同じ目標を目指しているが、いろんな点でOneSocialWebのほうが先進的だ、だからDiasporaばかりに関心が集まるのは割に合わない、と。

どういうことだろう?

OneSocialWeb(以下OSWと略記)は自分をこう説明している:

OneSocialWebの目的は、フリーでオープンで分権的なソーシャルアプリケーションをWebにもたらすことです。XMPPサーバならどれでも、OSWのプロトコルを使うことによって機能の完備したソーシャルネットワークになれ、OSWの’連邦’の一員になります。一連の拡張機能によって、ソーシャルネットワークの通常のユースケースのすべて…ユーザのプロフィール、フレンド関係、アクティビティのストリーム、サードパーティアプリケーションなど…をカバーします。さらにまた、粒度の細かいアクセスコントロールやリアルタイムのノーティフィケーション(通知)、コラボレーションなどのサポートも提供します。

このプロジェクトは、XMPP以外にも、activitystrea.ms、portablecontacts、OAuth、OpenSocial、FOAF、OpenIDといったオープンなスタンダードをベースにすることによって、Webの完全なオープン化を目指している。

‘オープン’なものが好きで、しかもFacebookなど今のソーシャルネットワークの現状に不満を抱(いだ)いている人にとっては、夢のような話だろうか? でも、それなら、これまでだーれも注目しなかったのは、なぜだろう?

タイミングが悪かったのかもしれない。Diasporaはたまたま、Facebookとそのプライバシー問題にたくさんのスポットライト当たっているときに、メジャーな一般紙であるNew York Timesが取り上げた。それとも、OneSocialWebが4人のギークな学生たちのプロジェクトでなくて、Vodafone Group Research and Developmentという私企業の研究プロジェクトであることが、メディアから無視されてきた原因だろうか(大手通信企業はOSWのようなプロジェクトにとって両刃の剣にもなりうる)。

しかしいずれにしても、OneSocialWebの中心人物たち(Laurent EschenauerAlard Weisscher、Lorena Alvarez、Diana Cheng)は、その名前どおりのもの、すなわち「世界にそれ一つだけあればよい(あればすむ)ソーシャルWeb」の構築を夢見ている。それが、公園の散歩のように簡単ではないことも、承知している。

まず、一般大衆は、オープンソースであり、XMPPというオープンな規格がベースで、分権的(非中央集権的)であること自体には魅力を感じない。それ以外の付加価値が必要だ。

OpenSocialWebのチームは、Diasporaのチームの元気さに惹かれ、この夏オランダで一緒に仕事をしようと招待した。つまり両者は、敵対関係にあるわけではない。

それに、オープンなソーシャルネットワークというものが、いろんな方式で複数あると、ややこしくなるだけでなく、今後の勢力として、どれもどんぐりの背比べになってしまうだろう。OpenSocialWebとDiasporaが仲良しになることは、その意味でも良いことだ。

OneSocialWebのEschenauerは、その点は心配していないが、将来的には、たとえばeメールにはSMTPがあるように、ソーシャルネットワークならXXXXがあるという、共通言語があってもいい、と言っている。彼はとくにGoogle Buzzに期待していて、来週のGoogle I/Oではおもしろい発表があるだろうという。彼も来週はシリコンバレーへ行って、多くの業界人に会い、彼の’世界に一つだけのソーシャルWeb’という夢の実現を助けてくれる人を探したいと考えている。

OpenSocialWebは今現在、Webにアクセスするクライアントプログラムのベータバージョンを開発している。その結果をぜひ見たいものだが、彼らのサービスとプロトコルが、消費者が実際に使える形にまとまるのが、この夏の終わりごろだそうだ。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))