新たなるブラウザ戦争: Ubuntu LinuxがFirefoxを捨ててGoogle Chromeを採用か?

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これはもしかして、オープンソースソフトウェアの世界における、ビッグニュースかもしれませんぞ。Linuxのディストリビューションで一番人気のUbuntuが、Firefoxを捨ててChromeを採用することを検討しているらしいのだ。いや、それはたぶん、Chromeまたは、ChromeのベースになっているオープンソースプロジェクトChromiumだろう。その違いは、重要だと思うが。

どういうことかというと、Ubergizmoという立派なサイトが、Ubuntuの親会社であるCanonicalが、この秋に出る大型リリースUbuntu Linux Netbook Remix用のブラウザとしてChrome(またはChromium…詳細は後述)を検討しているという話を聞いたのだ。伝聞の伝聞で申し訳ないが、そもそも、なぜFirefoxではなくChromeまたはChromiumなのかという理由が分からない。おそらく、ふつうのネットブックの上では、Firefoxよりも今騒がれている新しいブラウザのほうが性能が良いと感じているのだろう。Firefoxはメモリを大食らいすることがある、と誰もが思っている。ぼくみたいなネットブック敬遠派もいるし、ネットブックは消滅するという説もあるから、今のところ何とも言えないが、はたしてほんとに、ChromeやChromiumがネットブック上でFirefoxよりも良いのかな。まあ、ぼく自身としては、あまり関心ないけどね。

しかしそれでも、UbuntuがChromeとChromiumのどちらを使うのかは気になる。ふつうなら、フリーでオープンソースな(free and open-source, FOSS)オペレーティングシステムにはFOSSなソフトウェアが使われると誰もが期待する。しかしChromeはFOSSでない。

ChromeとChromiumの違いをWikipediaはこう説明している:

Chromiumはオープンソースのプロジェクトに与えられた名前であり、ブラウザのソースコードはChromium Projectがリリースしメンテナンスしている。Windows用の最新スナップショットをインストールし、あるいはソースコードをダウンロードしてWindowsやLinux、またはMacでビルドすることが可能だ。Googleはこのソースコードを使って、それに、Googleの名前とロゴ、自動アップデートシステムGoogleUpdate、ユーザの利用状況やクラッシュ報告をGoogleに送るオプトインのオプション、さらに、Chromeがダウンロードされた場所や時間などの情報を暗号化してGoogleに送るRLZ-tracking、などを加えている。

なんだかChromeには余計なもの〔とくにユーザのプライバシー関連*〕が多いから、Chromiumのほうが良さそうだなぁ。でも、Ubuntuにはすでに私企業的なソフトがいくつかある(Flashや一部のドライバなど)から、CanonicalはChrome/Chromiumの違いをそれほど重視してないかもしれない。〔*: 参考実装系。〕

気になるのは、Firefoxがどうなるかだ。しかしこの記事は、金曜日(米国時間5/14)の午後のひまつぶしネタで終わる情報かな? だったら、読者の時間を奪ったことをお詫びしなくちゃ。

それともこれは、人びとの心の中にすでに、”Firefox離れ”が始まっている兆候だろうか? ひょっとしたら?

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))