foursquareのDennis Crowley、大いに語る。「他の位置情報サービスは今年の夏を乗り切れるかな?」

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今年の夏は位置情報提供者にとって厳しい夏になるよ」。

これはfoursquareの共同創立者であるDennis Crowleyが言った言葉だ。Crowleyの話は大げさになるきらいがあるといわれているが、いつも無節操に話を大きくするわけではない。その言葉には根拠のあることが多いのだ。

NBCがfoursquareのプロモーションを始めた本日、Crowleyにfoursquareの話を聞いてみたのだ。既にご存知のこととは思うが、NBCの番組であるToday Showがfoursquareとパートナーシップを組んで番組を提供し始めた(既にオンエアされ、様子はこちらで確認できる)。それだけでなく、NBC全体でもfoursquareのプロモーションを大々的に行うようなのだ。10時間後くらいにオープンとなるFan Itページでは、4つのサービスと深く連携していくらしい。その4つとはfacebook、Twitter、MySpace、そしてもちろんfoursquareだ。これまで行ってきた各種提携話の中でも大規模なものと言えるだろう。foursquareもそのことを認識している。

まったくfoursquareの勢いはすごすぎる」とはCrowleyの弁。「Today Showでの盛り上がりも普通のことのような感じだ。すっかりハイウェイスターになった感じだね」とのこと。この発言の後に、競合他社の厳しい夏を予告する発言が出た。Crowleyの盛り上がりを見て、Yahooに買収される話はどうなったのかと尋ねてみた。Silicon Alley Insiderの記事によればYahooとの話はなくなったとのことで、その噂は私たちのもとにも入っていた。「今は素晴らしいプロダクトを生み出すことに注力しているよ。みんなもそういうスタイルがお気に召すようだから」との回答だ。話し方は非常に前向きながら、たぶん「ノーコメント」ということだ。

尚、Crowleyによればfoursquareの従業員は20名になったとのこと。foursquareが4名の従業員でサービスを開始したのはついこの間の10月のことだ。ただ、もしfoursquareが会社を売却しないのであれば、すぐにも新たなVCマネーが必要となるだろう。これまでの獲得資金は$1.35M(135万ドル)に過ぎないのだ。もちろん業務提携によって収入も得られるようにはなってきているが、黒字化までには及んでいない。

峠は超えたと思うね。規模拡大がエンジニアリングに拍車をかけ、エンジニアリングによりプロダクトが強化され、そしてプロダクトがビジネスに繋がっている。すべてがうまく連携している感じだよ」と、Crowlyは自信満々の様子だ。こうした発言は会社を売ろうとしている人物のものには聞こえないというのが当方の印象だ。もちろんこうした記事を公開させることで交渉を有利に運ぼうとしているのだという見方はある。しかしYahooとの交渉が山場に差し掛かっていたらしい数週間前には、Crowleyは本件についてほとんど何も言及しなかった。そうしたことを勘案するに、Crowleyはfoursquareの未来に熱狂的な思いを寄せているらしいと思うのだ。そしてこの態度は、創立者にとって望ましい態度であると思う。

本記事の冒頭に掲載したコメントの話に戻ろう。CrowleyはもちろんFacebookが位置情報サービスに参入することを認識している。それでも彼はfoursquareの将来見通しを明るいものと信じている。これはおそらくFacebookは独自にもチェックインシステムを構築するのかもしれないが、foursquareなど他のサービスとの連携も行っていくということを意味しているのではあるまいか。これにより100万人の利用者が、さらにfoursquareを活発に利用することとなりそうだ。ちなみにCrowleyは先週、ニューヨークにてFacebookのCEOであるMark Zuckerbergと内容は不明ながらミーティングを行っている。

Update:NBCのFan ItプログラムについてはMediaBistroに詳しい記事がある。

5月17日より、NBC.com/Fanitのページにfacebook、Twitter、MySpace、foursquare、およびMyNBCのアカウントでログインできるようになる。ログイン後にはショーに対してfacebookのLikeを行ったり、NBC.comでビデオを閲覧したり、各種ソーシャルネットワークでTVプログラムについて話しあったりすることができるようになる。また、発言からのクリックスルーによってポイントも付与されるようになる。

ポイントは仮想グッズ購入に利用したり(foursquareのバッジと同様のもの)、新しい番組を一足先に見ることができたり、録画番組を閲覧するのに利用することができる。

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(翻訳:Maeda, H)