Echofon、FTCのGoogle/Admob買収調査を受けて曰く:「彼らの目的に合うことを言えという圧力を感じた」

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ここ数ヶ月間、FTC(連邦取引委員会)は、昨年11月に発表されたGoogleによる$750M(7億5000万ドル)でのAdmob買収を阻止すべきかどうか検討を続けている。調査の一環として、FTCはモバイルアプリのデベロッパーに接触して意見を聞いている。問題が一つだけある。多くのデベロッパーが、Admobのライバルたちさえもが、この買収を支持することを表明し、中には調査担当者たちはその資質を持っていないかアンチGoogleの底意を持っているかどちらかであると信じている人たちもいる。新たに論争に加わったのはEchofonで、同社とFTCとの会話を尋問になぞらえたブログ記事を書いたばかりだ。

書いたのはChika Watanabe(渡辺千賀氏)で、この件に関してFTCと少なくとも5時間会話したという。Watanabeによると、全体を通じて「FTCは(強い)計略を持っているように感じた」そうで、少しでもGoogleの不利になりそうなことを彼女が言うと飛び付いてきたという。一例をあげると、Googleは最初に高い広告料を提示しておき後に値下げするという「おとり戦法」を使った可能性があるという話をした時、しかし証拠もなく大きな問題とは思っていないと彼女は言った。それでもFTCは引き下がらなかった。

FTCの担当者たちは私のひとことに飛びつくように、Googleがいかに不公正であるかを描くのに利用しようとしていた。

私はあらためて、Googleが意図的にそうしたという証拠はなく、値下げは別の理由による可能性があることを強調した。

実際、そのことがわれわれの広告ネットワーク選択に影響することはなかった。当社では広告枠をさまざまな広告ネットワークにリアルタイムで振り分けているので、単純にネットワークの成績が良ければ多くの広告を割り当て、そうでなければ減らすだけだからだ。このリアルタイム割り当ては、広告仲介サービスが行っている。仲介サービスには何社かあるが、当社ではAdwhirlを使っている。

FTC担当者はしつこく、Googleが意図的におとり作戦を使った可能性を聞いてきたので、私はその証拠がないと何回も言うはめになった。

別の議論では、WatanabeがApple/QuattroとiAdの一件を持ち出し、これによってサードパーティーの広告ネットワークのiPhone参入が阻止されるかもしれないと言った。すると、それは「無関係である」と言われた(間違いなく、関係がある)。後にFTCが調書を作成してWatanabeに署名を求めたとき、そこにはApple/Quattro契約への言及がなかった。Watanabeはそれが加筆されるまで抵抗を続けた。

私が食い下がった結果、これに関する一文が追加されたが、なぜそれがGoogle/Admob契約に影響を与えないかについての説明はなく、場違いな発言であるような印象だった。1、2度の押し問答の末、ようやく彼らは私の論旨全体を宣言書に記入した。

さらにWatanabeは、デベロッパーの中にはFTCにはそもそもこの判定を下す資格がないという意見もあることにも触れている。彼女はこれに同意せず、FTCにはインフォームド・デシジョン(詳細な説明受けた上での決断)を行う能力があると信じている言う。残念ながらそれは、彼らが公正に行うという意味ではない。記事の終りに彼女がこう書いている。

私から見て問題なのは、FTCが初めからこの契約を阻止すると決めてかかっているようにみえることだ。宣言書を私の主張に十分近づけることに最後は同意はしたものの、私は彼らの目的を果たす方向に話すよう圧力をかけられたと感じた(彼らと話している最中「尋問」という単語が何度も目に浮かんだ)

われわれが以前聞いた時、FTCは5月初めの決着を目指しているとのことだったが、その後2週間延期されたことが報じられた。近く最終決定がなされるだろう。

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(翻訳:Nob Takahashi)