KindleのAndroid版は数週間後に登場。アプリケーションから書籍購入もできる完全版

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iPad用アプリケーションで好きなものをひとつあげろと言われればKindleアプリケーションということになる。iPadにはiBooksがあるじゃないかと思う方もいらっしゃるかもしれないが、KindleにはiBooksにない魅力がある。たとえば複数デバイス間で同期して読書を楽しめる点などだ。そのKindleアプリケーションだが、ついにAndroid版が発表されることになった。そしてさらに、Apple版にはない機能も搭載しているとのこと。

Amazonが米国時間5/17日にアナウンスしたところによれば、、Android版は数週間のうち(今夏)にデビュー予定。現在ランディングページを作成して、アプリケーションの詳細を紹介している。そしてApple版にはない機能とはなにかだが、嬉しいことにAndroid端末からダイレクトに書籍を購入することができるらしい。

iPhoneないしiPadでKindleアプリケーションを使ったことのある方はおわかりだと思うが、書籍を購入できないのが非常に使い勝手の悪い点だった。何か買いたいものが出てくると、アプリケーションの外に出て、ウェブ経由で購入する必要があるのだ。

それではせっかくのアプリケーションがもったいないではないかというのは全くもっともな話だ。しかしApple側の観点から言えば、Kindle StoreとはiBookstoreと直接的に競合するもので、とうてい直接購入を認めるわけにはいかないのだ。また、Amazon側からみると、アプリケーションで販売するのたびに、Appleに30%のコミッションを支払うというのはとうてい受け入れられない条件というわけだ。

Androidではこうした競合関係が存在しないので、機能を直接実装できることになった。

直接購入できるというのは、Android版の大きな魅力と受け入れられるに違いない。Amazonとしてもハードウェア戦略が賢明なものではないことを認識すべきだろう。Appleやタブレットコンピューティングに参入してくるさまざまなベンダーとの戦いを継続するのが良い考えだとは思えない。しかしそうしたハードウェアに自身のプラットフォームであるKindle Storeを展開するというのは成功の見込まれる選択肢だと言える。この選択肢こそ、Appleとの直接的競合をも問題とせず、Amazonを大成功に導くものとなるだろう。

Android版を世に出すことで、AmazonはBlackberry、iPhone、iPad、PCおよびMacの上でKindleアプリケーションを動作させることとなった。再度強調しておくが、これらすべてのデバイスの上で、読書体験を同期させることができるのはKindleアプリケーションの大きな魅力だ。

最後に、Android版についてAmazonの説明をいくつか抜粋しておこう。

  • 動作環境はAndroid OS 1.6以上
  • SDカード必須
  • サポート予定端末はDroid Incredible、Google Nexus One、HTC MyTouch、Motorola CLIQ、Motorola Droid、等のAndroid携帯
  • Android携帯に最適化したKindle Storeから直接に書籍を購入することができる。購入書籍はワイヤレスで自動配信
  • Kindle Storeの在庫数は500,000冊以上。New York Timesのベストセラー110冊のうち96冊を常時在庫中。但しアメリカ国外からのアクセスの場合は、国によって利用できる冊数が異なる場合あり
  • New York Times® Best Sellersおよび新刊本の価格は$9.99より
  • 立ち読み機能あり。購入前に冒頭のページを読むことができる
  • 購入書籍はKindle、PC、その他Kindle対応デバイスで読むことができる
  • Kindleで扱っている新聞、雑誌、およびブログ配信については現在のところ未対応

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(翻訳:Maeda, H)