Facebook―Zynga提携の核心はFacebookポイント

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FacebookとZyngaが5年間のパートナー契約、Facebookポイントの利用を拡大

今日(米国時間5/18)午前、ZyngaとFacebookが同ネットワーク上でソーシャルゲームを続けることを約束する5年契約を結んだというニュースを報じた。そこにも書いたように、Zyngaの最近のFacebookに対する不満の数々を考えると、この契約は驚きであった。不満の一部は、昨年のユーザーに対するメッセージ通知が制限されたことに起因する。しかし、さらに重大な問題は、FacebookがZyngaや他のサービスに対して、利用できる唯一の支払いプラットホームとしてFacebookポイントの使用を強要したことだった。そして、このポイント関連条項が、パートナー契約交渉の重要部分であったことは明らかだ。

Zyngaにとっての問題は、Facebookが高率のポイント手数料 ― 30% ―(全パブリッシャー共通の標準料率)を徴収していることだ。バーチャル通貨やグッズのドル箱であるZyngaともなると、取り分は膨大な額になる。昨年、Zyngaのファウンダー、Mark PincusはThe New York Timesの取材に対して、バーチャル通貨とグッズの直接販売は、同社の2009年の収益$100M(1億ドル)の大きな部分を占めると語った。先週、Cake Financialファウンダー兼CEOのStephen Carpenterが推定したところによると、Zyngaは月間$15M(1500万ドル)の収益を生んでおり、30%の手数料によって大きな痛手を被っているという。新しい契約でZyngaは、バーチャル通貨Facebookポイントの利用を同社ファミリーの他のゲームにも拡大していく。

最近ZyngaとFacebookは、Facebookポイントの方針について争った 。もちろんZyngaはFacebookの手数料を減らすよう求め交渉は激化した。FacebookがZyngaの全ゲームを占め出すと脅すことさえあった。

Facebookのコミュニケーション担当ディレクターLarry Yuによると、30%手数料はこの契約でも変わっていないという。しかし、ある筋によると、Zyngaは何らかの譲歩を勝ち取り満足してこの契約を結んだという。Zyngaが同ソーシャルネットワーク最大の広告主であることを踏まえると、その権利は広告料の形で与えられているのかもしれない。

FacebookがZyngaに譲歩するつもりだとすれば、ポイントを使っている他のゲームデベロッパーやパブリッシャーにとってこれは何を意味するのか。例えば、Facebookで2番目に人気のゲームパブリッシャーであるPlaydomが、取引き持ちかけも不思議ではない。

バーチャル通貨契約に関するもう一つの観点は、FacebookポイントをFacebookプラットホーム以外のZyngaゲームで使えるかということだ。Zyngaの最近のプラットホーム離脱計画、即ちZynga Liveは間違いなくこの件に深く関わってくる。Zyngaは、Facebookポイントのプラットホーム外での使用について、具体的には何も語らなかった。

とにかく、バーチャル通貨もそうだが、Zyngaは月間$5~8M(500万~800万ドル)をFacebook広告に費していると言われている。つまり、Zyngaは強気で交渉に臨めるということだ。

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(翻訳:Nob Takahashi)