GoogleのSergey Brin曰く: ネイティブアプリとWebアプリは近未来に一つに収束する

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今日(米国時間5/19)のGoogle I/OのChromeに関する記者会見で、同じ趣旨の質問が何度も飛び出した: すでにAndroid Marketplaceがあるのになぜ新たにChrome Web Storeを作るのか? これは、Googleの内部でAndroidとChromeという2つのプラットホームがますます熾烈に競合している、という一般の感じ方から、当然のように出てくる質問だ。しかし、Googleは違う見方をしている。彼らにとってそれは、進化論の用語で言うところの自然選択(自然淘汰)の過程であり、そして最終的にそれは自然収束(natural convergence)…一つになること…になるのだ。

Googleの製品担当副社長Sundar Pichaiによれば、この2つのプラットホームに投資することによって、同社は未来に何が起きても柔軟に対応できる。”未来について今決めることはしない“と言う彼は、Googleがオープンマインドな企業であると示唆している。2つのチームはそれぞれ独立のユニットだが、AndroidのWebブラウザなどのように、コードの共有は行われている、とPichaiは言う。コードの共有は、今後一貫して増え続けるだろう、と。

Googleの協同ファウンダSergey Brinは、もっと未来の話をした。”これらのモデルは将来的には一つに収束していくだろう。それも、それほど遠い未来ではない“、Brinはこう言う。

彼は今日のキーノートで、HTMLの進化を例として取り上げた。Webアプリケーションは今ではオフラインで使えるし、HTML5ではリッチなグラフィクスも可能だ。”HTMLは一種のアプリケーションフレームワークになりつつある“、と彼は言う。また彼によれば、Webアプリケーションは、インストールが要らない、ある部分のセキュリティ対策が容易、などの点でネイティブアプリケーションよりも有利だ。”Webアプリケーションの未来は明るいが、しかし現状はまだまだ生まれたての若い技術だ“、とBrinは言う。

現在の市場がネイティブアプリケーションを求めていることはBrinも認めるが、それは今の携帯電話がそれほど強力なプラットホームでないことと、HTML5がまだやっとこれからという状況では、しょうがないことだという。さらにPichaiは、今の携帯電話の画面では、Webよりもネイティブアプリのほうが見やすい、と指摘した。

両人は意外と慎重な話しぶりだったが、そこにあるGoogleの姿勢ははっきりしている: 「最終的な勝者はWebである」。Googleが正しいなら、AndroidとChrome OSは、最終的には統一的なWebプラットホームへと変身〜融合するのだろう。

AppStoreに固執するAppleは、こんな話をどの耳で聞くだろうか。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))