Google、ウェブアプリケーション用のアプリケーションストアを開設。Chrome上に展開し課金にも対応

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サンフランシスコで行われているGoogle I/Oカンファレンスにて、Googleが新しいプロダクトを発表した。プロダクトの名前は「Chrome Web Store」。そう、これはウェブアプリケーション用のアプリケーションストアだ。

下に貼った図で表示されている大きなアイコンはすべてウェブアプリケーションだ。ストア内で、入手するアプリケーションを選ぶためのページだ。ストアの中にはこうしたアイコンが数多く表示されることになる(Chromeの拡張機能ギャラリーやテーマギャラリーのような感じ)。アプリケーションの人気度(レーティング)やレビューなどを見ることができる。さらに重要なことに、開発者はこれらアプリケーションに課金できるようにもなる。

開発者にとってマネタイズは大きな課題です。広告以外に利益をあげる方法が必要となっています。」と、Googleのプロダクト部門VPのSundar Pichaiは語る。Chrome Web Storeによって、ウェブ上でアプリケーションを購入する手順をシンプルにしようというわけだ。Googleアカウントでログインをすれば(Google Checkoutの利用が前提となっている)、ワンクリックでアプリケーションの購入をすることができる。ストアを訪問してAppleのApp Storeでも大人気のPlants & Zombiesを購入することもできるわけだ。但しこちらで購入した購入したものは、Flashを利用してChrome上で動作する。また、ゲームはフルスクリーンモードで動作させることもできる。

他にはたとえばLego Star Warsというゲームがある。こちらはChromeのネイティブコードで動作する(つまり開発者はウェブ版を開発するのにネイティブコードを利用できるということだ)。こちらの方はフル3Dのゲームで、HTML5のリッチAPIを利用している。

また、各種コンテンツ毎にさまざまなアプリケーションが登場してくる予定だ。たとえば雑誌や定期刊行物なども提供されるようになるだろう。これらを有料で提供できるというのが大きな魅力だ。壇上ではSports Illustratedがウェブアプリケーション版のデモを行った。

価格については、たとえばMugTug Darkroom(下に画像を掲載している)が$4.99といった具合になるそうだ。

ただし、このウェブストアはとりあえずChrome以外では動作しない。最初にストアが展開されるのはChromeブラウザと、それに本年後半に提供開始予定のChrome OS上ということになる。ただGoogleによれば、アプリケーションは他のブラウザでも動作するようになるだろうとのこと。そうなればアプリケーションの入手元がChrome Web Storeというだけで、他のブラウザでも利用できるようになる。

このアプリケーションストアの開設により、Chrome OSが開発者と利用者の双方にとってより魅力的なものとなる。Googleは現在市民権を得て来ているワンクリック購入をウェブの世界に持ち込むことになるわけだ。これはAppleおよびMicrosoftに対抗する勢力となり得るだろう。

いくつか、新たなウェブストアに関するGoogleのコメントを引いておこう。

Chrome Web Storeで提供されるアプリケーションは他のウェブアプリケーションと異なるものなのか

同じものです。Chrome Web Storeに掲載されるものはふつうのウェブアプリケーションで、標準的なウェブツールおよび技術を用いて構築されるものです。こうした標準技術に則ったブラウザで動作させることができます。

Chrome Web Storeからアプリケーションを「インストール」するメリットは何か

Google Chromeをお使いの方がウェブアプリケーションをストアから「インストール」すると、アプリケーションに簡単にアクセスするためのショートカットが作成されます。またインストールしたアプリケ^ーションは、HTML5のパーミッションを拡張できるようになります。詳細についてはChromeの「installable web applications」というドキュメントをご参照ください。

自分で開発したアプリケーションをストアに掲載してもらうにはどうすれば良いか

まずは今年後半を予定しているChrome Web Storeのオープンに先駆けて、開発者の方々にインビテーションを送らせていただき、その方々のアプリケーションを掲載させていただく予定です。後にストアでの販売に対応する準備としては、掲載しているドキュメントをお読み頂き、開発者向けのディスカッショングループにご参加ください。

Chrome Web Storeのオープンはいつですか

利用者および開発者の方々に向け、今年後半にはオープンする予定となっています。今後の情報については開発者向けディスカッショングループや、Chromium blogにて提供していく予定です。

インストールしたアプリケーションを表示しているところなどの画像を以下に掲載しておく。

原文へ

(翻訳:Maeda, H)