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Google I/Oカンファレンス2日目キーノート―Google TVとAndroid 2.2の詳細発表

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Googleのエリック・シュミット、50歳のテレビと10代のウェブの結婚を仕切る


Google I/Oカンファレンスの2日目がこれから始まろうとしている。今日は間違いなく大きな発表があるはずだ―AndroidのアップデートとGoogle TVだ。昨日のキーノートと同様、今日の講演もYouTubeで中継される。ただしエンベッドはできない。YouTubeのこちらで見られる。

以下はキーノートのライブブログだ。多くの場合、発言の引用は文字通りではなく私の言葉で要約してある。

GoogleのVic Gundotra副社長が登壇。

以下Gundotoraの発言

〔Googleが買収したAndroid社のファウンダー〕Andy Rubinが以前私に懸念を語ったことがある。Andyは「われわれはオープンなモバイルOSが必要だ。このままだと将来が心配だ。たった1人の男がモバイルの世界をコントロールするようなことになってしまう」と言った。〔スライドでオーウェルの『1984年』の表紙を見せる〕。

今や、Androidデバイスは60機種以上を数えるまでになった。昨年われわれは毎日3万台がアクティベートされるところまでこぎつけた。それが2月には毎日6万台へと倍増した。今や、毎日のアクティベート数は10万台を超えている。Androidはアメリカのスマートフォン市場でRIM〔のBlackberry〕に続く2位となった。AdMobのデータによれば、Androidはウェブとアプリのトラフィックでは最大のOSとなっている。

われわれが半年前にGoogle Navigationを発表したとき、ナビゲーションの利用距離10億マイルというのを一つの目標として設定したが、これも首尾よく達成することができた。

一般ユーザーはスマートフォンでGoogle検索を使わないと主張するある人物がいた。ところが過去2年間、全スマートフォン機種を通じて、Google検索の利用トラフィックは5倍に成長している。ユーザーがGoogle検索を気に入っているのは明らかだ。〔「ある人物」とはSteve Jobsのこと〕。

Androidには5万以上のアプリケーションがある。

今日、われわれはAndroid OSの新しいバージョン、Android 2.2, Froyoを発表する。〔Froyoとはフローズン・ヨーグルトのこと〕

Froyoの特長は?

a) スピード
Dalvik VM〔仮想マシン〕は高速で効率が良く自動化されている。しかしわれわれはこれをさらに改良した。Fryoにはジャスト・イン・タイム・コンパイル機能が追加され、既存のハードウェア上でアプリ実行速度を2倍から5倍高速化することに成功した。

b)エンタープライズ向けの新機能。自動発見、グローバル・アドレス帳のインポート、セキュリティー、GAL検索など多数の面でMicrosoft Exchangeを使いやすくした。デバイス管理APIが追加された。

c)デベロッパー向けに新しいサービスが提供される。アプリケーション・データのバックアップAPI。従来からAndroidはアプリをバックアップしていたが、個人データのバックアップはしていなかった。Froyoではアプリケーションと同時に個人データもバックアップできるAPIが追加された。

新しいクラウド/デバイス・メッセージAPI。これはマルチタスクが実行できないOS〔iPhone OSのこと〕がその代用として実装しているプッシュ通知のようなものではない。デベロッパーはサーバーにメッセージを送って、遅延時間の処理などさまざまなタスクを実行できる。だからこのメッセージをAndroiの特定の機能を実行させるトリガーに利用できる。.

たとえば、ユーザーがウェブで地図を見ているとしよう。普通ならSMSを送るところだが、代わりに「携帯に送信する」というボタンをクリックする。すると自動的にAndorid上でMapsアプリが起動する。携帯からデバイスにリンクが送られ、ブラウザが開かれて、目的とする記事が表示される。ユーザーは何もする必要がない。非常に強力な機能だ。

〔ここでテザリングとポータブル・ホットスポット機能が発表される。われわれTechCrunchでは先週スクープしている。ホットスポットのデモ。ホットスポットをアクティブにして名称を設定する。テザリングのデモ。こういう機能がないiPadのようなデバイスは不便だとほのめかす〕

〔Javascriptの処理の改良でブラウザは2倍から3倍高速化した。Android用V8。Chrome用JavascriptエンジンがAndroidに〕

〔JSのスピードデモ。Nexus OneとiPadを並べてデモ。Nexus Oneの圧勝。このアプリはApp Storeで承認されるだろうか? いやウェブアプリだった〕。

〔HTML5その他。Froyo以後の展望〕 表示の向きの自動同期、カメラ、音声認識、こういったものが専用アプリではなくブラウザからアクセスできるようになれば便利だ。Froyoの先にあるものをちらりとお見せしよう。ブラウザ・ベースの地図アプリでは携帯の向きを変えると地図も同期して回転する。これはブラウザが携帯のデジタル・コンパスにアクセスしてデータを取得している。ブラウザからカメラを作動させるBuzzのデモ。

続いて音声コマンドのデモ。〔これはしばらく前からAndroidでサポートされている〕。次にわれわれが提供しようとしているのはユーザーの意図を理解する能力だ。たとえば「5階のレストラン」といっただけでどのレストランが判断して電話する。意図の理解が進めば有用性が非常に高まる。

翻訳ウェブ・アプリ。ウェブ・アプリ中でマイクが利用できる。音声コマンドも使える。

〔Flash Player 10.1公開ベータとAIRのデベロッパー向けプレリリースを発表〕 インターネットでは非常に多くの人々がFlashを使っている。オープンであるということの意味の一つは排除でなく包含だ。〔iPadとNexus Oneを並べてデモ〕 ウチの娘がiPadを使っていてNickelodeonサイトを見ようとしたらこうなった。〔iPadはオレンジ色の画面を表示してフリーズ〕 。

Androidマーケットについて。平均してユーザーは40以上のアプリをインストールする。こちらは新しい検索機能だ。ユーザーがインストールしたアプリをすぐに探し出して起動できる。デベロッパー向けにも新機能を備えている。デベロッパーがアプリのデータを検索できる。〔Mint’アプリを利用してデモ〕

もう一つの課題。アプリを内蔵メモリからSDカードに移したいと考えるユーザーも多い。われわれはこれを安全な方法で実現した。ユーザーはセキュリティー上の不安を感じることなく自動的にSDカードにアプリを移動できる。

Update All機能。現在、ユーザーはアプリをいちいち個別にアップデートしている。Froyoでは“Update All”〔すべてアップデート〕ボタンを押せば、ユーザーがインストールした
アプリが全部自動的にアップデートされる。〔ユーザーが「自動ですべてアップデートする」を有効にする必要がある〕

アプリのエラー報告機能。バグの発見と修正が素早くできるよう、ユーザーがバグ報告を送信できるようになった。デベロッパーはどういう現象が起きたか把握できるよう完全なスタック・トレース記録を入手できる。〔会場から大きな拍手。デベロッパーはこの機能を強く必要としていたようだ〕

〔Android Maket スニーク・プレビュー〕
新しいAndroid Marketplaceは、パソコンのブラウザからもアクセスできるようなる。アプリを見て、そのレビューが読める。すべてのアプリだけでなくすべてのAndroidデバイスのリストをブラウザから見られる。他のOSの場合、パソコンにいったんダウンロードしてから携帯に同期させるという手順が必要だ。しかし新しいAndroidでは確認ボタンをクリックするだけでアプリはモバイル回線を通じて直接Androidデバイスに送られる。(どこかで聞いたような気がする?

ここで音楽関係に触れる。インターネットを通じて音楽を携帯に送信できたら便利だ。われわれはAndroid版音楽ストアを準備中だ。モバイル回線を通じて音楽ファイルをダンロードし同期できる。

Googleは最近Simplify Mediaという会社を買収した。このテクノロジーを利用すると、ユーザーが保有する非DRMの音楽ファイルをアンドロイド・デバイスにストリーミングすることができる。Androidに家のパソコンの楽曲をストリーミングできる。iTunesライブラリの曲もモバイル回線経由でAndroidで自由に聞ける。〔すばらしい機能だ〕

広告
Googleが広告を扱い始めてから10年になる。われわれは広告について多くのことを学んだ。われわれが学んだことの一つは、健全な広告エコシステムを維持するには何十万という多数の広告主が必要だということだ。一部の企業は少数のパートナーを募って、それぞれから100万ドルずつ参加料を徴収する〔Appleに対する批判〕ような広告プロジェクトを計画しているが、われわれはこの分野ではベテランだ〔からそんなことはしない〕。フォーマットの柔軟性が必要だ。広告はその有用性が定量的に正確に計測できなくてはいけない。われわれはさまざまなツール(Google Analytics、 Adwords、Adsense、Doubleclick)を用意している。新しいフォーマットを紹介しよう。拡張可能な広告だ。つまりユーザーが広告をクリックしてもアプリケーションから離れずにすむ。ユーザーは元のアプリの中に留まったままで広告を見ることができる。見終わると元のアプリが表示される。このExpandable広告フォーマットは今日から利用可能になる。〔クリックで電話をかける広告をデモ〕

もう一つの例。広告をクリックすると全画面になる。予告編、マルチメディア広告などに利用できる。画面下部をタップすると購入できる。広告出稿はDoubleclikc経由でMedialetsが管理する。これこそオープンな環境の強みだ。

カンファレンスの参加者はGoogle.com/mobileadsから登録できる。

ではSprintのHTC Evo 4Gをデモしよう。Googleはこの携帯を参加者全員にプレゼントする。〔会場から大喝采〕

Google TV発表(Rishi Chandra登壇)
では皆さんにGoogle TVをご紹介する。この新しいプラットフォームはテレビの未来を変えるものとわれわれは信じている。

アメリカだけで$70B(700億ドル)がテレビ広告に費やされている。全世界のテレビ視聴者は40億人と推計されている。

これまでにはウェブとTVの融合を目指す試みがいろいろ行われてきた。しかしどれもごく部分な普及にとどまっている。

普及を阻む3つの理由
– 機能が低い。ウェブやWAPを再発明しているだけ。
– システムとしてクローズドだ
– ウェブとTVで使い勝手が違う。一般ユーザーが使い方を知っているのはTVだけだ。

われわれはテレビとウェブの良いところを集めて、単一のユーザー体験を提供しようとしている。

これがGoogle TVだ。 TVがウェブに出会い、ウェブがテレビに出会う場所だ。

見たい番組を探しまわる手間を減らし、番組そのものを見る時間を増やす。ユーザー毎に大幅なカスタマイズを可能にする。テレビがずっと面白くなる。GoogleTVは単なるテレビ以上のものになっていく。

〔デモ〕

-テレビのスイッチを入れる。ご覧のように今テレビが映っている。チャンネルを変えたり、ビデオデッキでビデオを再生したり、普通のテレビ同様、リモコンで操作できる。このリモコンはGoogleTVのためにデザインされたカスタム・リモコンだ。

まずユーザーに必要なのは見たい番組を検索すること。現在だと普通、電子番組表を表示させる。ところが電子番組表は多数のチャンネルから見たい番組を検索するのに向いていない。テレビ番組のナビゲーションを改革する。検索窓に入力するとすぐに見たい番組を見ることができる。〔なぜかデモが失敗〕。

検索窓に、MSNBCと入力すると…TVとウェブ、双方の検索結果が表示される。該当のチャンネルに直接ジャンプできる。すべてのお気に入りチャンネルに即座にアクセスできる。番組検索だが、将来の放映予定も検索できる。テレビにDVRが連動している場合、検索窓から直接録画予約が設定できる。お気に入りの番組を即座に調べ上げることができるだけでなく、ウェブもすべて検索できる。

House〔医師を主人公にした人気TVドラマのシリーズ〕、と検索してみよう。 TVもウェブも検索する。アメリカではFoxテレビだ。各回のエピソードの内容も検索される。ウェブかテレビかなどユーザーはまったく意識する必要がない。同時に検索される。予約録画もできる。オンラインビデオをウェブサイトから閲覧してもいい。DVDが必要なら検索結果でAmazon.comをクリックするとAmazonのページに飛ぶ。テレビからウェブへの移動は完全にシームレスだ。Amazonに行って映画や番組を購入する。予告編を再生する。待受画面はすべての検索とアプリのローンチャーになっている〔Boxeeに似ている〕。こちらは〔オンライン・ビデオストアの〕Netflixだ。

もちろんウェブには一般のテレビ番組以上の豊富なコンテンツがある。最近のオンライン・テレビの拡大もめざましい。YouTube.comを直接訪問することもできるが、GoogleTVではそれ以上のことができる。つまりユーザーごとにカスタマイズが可能だ。たとえば、 ウチの息子はセサミストリートのエルモがお気に入りだ。Sesamestreetには膨大なコンテツがある。ユーザーはエルモだけを探すようにフィルタできる。

別の例だが、検索窓に“「2010年 一般教書演説」と入力してみる。これはウェブ向きのテーマだ。Whitehouse.govにジャンプする。録画ビデオ�
�再生する。演説のテキストを表示する。これは非常に便利だ。どんなフォーマットであろうとユーザーが望む情報がいつでも手に入る。どこのチャンネルだとかどの番組だとかいうことを意識する必要がない。

テレビにサブ画面〔P-in-Pモード〕を表示できる。試合を見ながらサブ画面にスコアを表示したり、ウェブサイトを閲覧しながらサブ画面で試合を見たりできる。

ここまでビデオ機能について紹介してきた。しかしありとあらゆるフォーマットのエンタテインメントが利用可能だ。音楽、ゲーム、ソーシャル、なんでもだ。Flickrで写真のスライドショーを楽しむこともできる。“居間の大型テレビが写真ビューワになるわけだ。

テレビとウェブの最良の部分を合体することで、Googel TVはもっとも広汎で総合的かつ誰にでも簡単に使えるエンタテインメント・プラットフォームとなる。

〔仕様〕 –Google TVを構成する要素は4つある。WifiとLAN機能がテレビに内蔵されている。あるいは外付けのGoogelTVボックスを利用する。これをケーブルテレビや衛星のセットトップボックスに接続する。 Google TVボックスは通常のHDMIケーブルでテレビに接続する。GoogleTVにはIRブラスター〔外部機器を連動させる赤外線リモコンエミュレータ〕が付属する。またわれわれはGoogle TVと衛星TVとの緊密な連動を実現するためにそれぞれのセットトップボックスを接続するための独自のIPプロトコルを開発した。これによって1度クリックするだけで録画予約などが可能になった。こうした機能には強力な処理能力が必要とされる。第2世代、第3世代のグラフィクス処理チップを利用している。当然HDだ。サウンドはサラウンド。Google TVへのインプットにはキーボードとポインティングデバイスが利用できる他、Android携帯も使える。GoogleTVとAndroid携帯はWifi接続だ。音声コマンドでテレビを操作することもできる。たとえば、Good Morning America、とマイクに向かって話せば番組を探してくれる。Google TVは複数のデバイスを同期させることもできる。携帯で面白い番組を見ていたら、それを居間のテレビに送ることができる。

しかしこうした機能はほんの手始めだ。われわれはIPを利用リモコンのプロトコルを公開する。デベロッパーは、これを利用してパソコン、スマートフォン、タブレット・コンピュータ、なんでも好みのデバイスのためのアプリを開発することができる。

Google TVは3つのプラットフォーム要素がある。まずAndroidだ。Google TVはAndroid 2.1上で開発されたが、現在2.2にアプグレード中だ。われわれはモバイル回線を利用したOTA〔Over-The-Air〕アップデートを利用する。次のプラットフォームはブラウザだ。GoogleにChromeがあるが、ウェブ標準に準拠したブラウザが必要だ。そしてFlash 10.1が必要だ。

〔Google TVとAndroid〕 お気に入りの携帯アプリを居間のテレビでも利用できたら非常に便利だろう。近く可能にすべくわれわれは努力中だ。

モバイル版Android Market。Pandora検索。Pandoraのアプリが現在の機能そのままで、Google TV上で音楽検索機能が利用できたら素晴らしい。テレビが単なるテレビ以上のものになる。モバイル版 Android MarketをGoogle TVから利用できるようにする。

〔Brittany Bohnetがデモのアシスタントとして登壇〕

こうしてコンピュータからアプリを探す。Android Marketのサイトから直接Google TVにアプリをインストールできるようになる。

〔Ambarish Kenghe、Google TVのプロダクト・マネージャーが登壇してデベロッパーに対する関係を説明〕

〔YouTubeのHunterが登壇。YouTube LeanBackの概要紹介。居間でYouTubeの全コンテンツが楽しめる。Bohnetが戻る。GoogleListenもテレビから利用できるようになる。〕

視聴している番組にどんな言語でもキャプpションをスーパーインポーズできるようになる〔これはすごい〕。

われわれはテレビ関連業界全体の協力を必要としている。これを実現するため、Google TVで利用されるソフトウェアはAndroid系、Chrome系ともにオープンソースとされる。

市場に現実の製品はどのように届くのか?

パートナーの先頭を切るのはSonyだ。Google TV機能を内蔵したテレビのシリーズとブルーレイ・プレイヤー1機種を発売する。
次にLogitechが既存のテレビに接続するためのセットトップボックスを発売する。
これらのデバイスはすべてIntelのCPUで処理される。
すべて2010年内に実現
衛星放送プロバイダのDish Networkと提携
家電量販店のBest Buyが販売に協力する。

2011上半期にAndroid Market、Google TVのSDKが提供される。2011年夏にアプリケーションはすべてオープンソース化される。

GoogleのCEO、Eric Schmidt登壇
20年前に、今われわれが集まっているのと同じようなカンファレンスがあり、そこでテレビガイドとテレビを電子的に統合する可能性について議論された。10年前になると〔Microsoftの支援で〕WebTVが発表された。しかし〔それらは普及せず〕、TVの上でウェブとTVを融合する新しい方策を探るべきだという意見が強くなっていった。ここまでの道のりは非常に長かった。

〔Google TVのパートナー企業のCEOが登壇〕
Paul Otellini、IntelのCEO

Howard Stringer、SonyのCEO

Gerald Quindlen、LogitechのCEO

Charles Ergen、Dish NetworkのCEO

Brian Dunn Best BuyのCEO

Shantanu Narayen、AdobeのCEO

Schmidt: – Google TVで使われるCPUの特長は?
Otellini – Atomのバージョンだが、Intel CPUの機能がフルに利用できる。ネットブックで利用されているチップの同等品だが、HDビデオ処理その他のために高度にカスタマイズされている。もともとGoogle TVのような用途は当初アトムAtomをデザインしたときから念頭にあった。

Schmidt – Flashについては?
Narayen – AdobeではFlash 10.1を鋭意開発中だ。この目的のために最高のパフォーマンスを確保できるよう最適化している。

Schmidt – ユーザーはGoogle TVのために新しい受像機を買うか?
Stringer – なにしろ〔Sonyが開発しているのは〕こうした機能をすべて盛り込んだ世界最初のインターネットテレビだ。専用テレビなのでユーザー体験はまったくシームレスだ。われわれの製品の発売予定はこの秋だが、可能性は息をのむほど巨大だ。

Quindlen – われわれはLogitechではGoogle TV用のHarmonyリモコンを開発している。居間のテレビにテレビと同時にウェブのコンテンツがオープン・プラットフォームで統合されることになればはかりしれない大きなチャンスがあると思う。

Ergen – Dish Networkの衛星放送にGoogle TVを利用することで多様なコンテンツをますますシームレスに提供できるようになる。スーパーボウルもGoogleTVで見るようになるだろう。

Schmidt – 〔Best Buyの〕Brian、この業界ではクリスマス�
�戦が勝負らしいが、今年のクリスマスはどうなると思う? 新しいブームを作れると思うか?
Dunn われわれはあまたのライバルと競争して生き延びてきたことを誇りにしている。われわれは毎年「今年のクリスマスはわが社の歴史上もっとも重要なクリスマスだ」と言い合ってきた。そのくらいの意気込みでやっている。Erick、きみの言うとおり、これは単なる新製品ではない。スマート・テレビというまったく新しい製品カテゴリーだ。今日は詳しいデモを見られて興奮している。どういうことができるのかよく分かったので、私も1台欲しくなった。私自身買うだろう。他の多くの消費者にも必ず受け入れられると信じる。人々がメディアを楽しむやり方を大きく革新するものだ。

Stringer – 同感だ。これは革新的であり、将来的に次々にバージョンアップが可能だ。これは「アクティブTV」だ。今までの受身なテレビの利用をまったく変える巨大な革新だ。

Dunn – 重要なポイントはユーザーが自分のニーズに合せてカスタマイズできることだ。

Schmidt – われわれがこのカンファレンスを発表の場に選んだのは、このプラットフォームが成功するためには皆さん―つまりデベロッパーの協力がぜひとも必要だからだ。われわれが思いも付かないようなアイディアを皆さんが実現してくれるものと期待している。われわれはツールを用意した。ユーザーベースも巨大になるはずだ。大きくスケールしうるビジネスモデルもある。Google TVは単に新しいテレビの使い方ではない。人々がそれぞれ自分の必要に応じてエンタテインメントを作り出す画期的な方法が提供されるのだ。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01