[jp] CEREVO CAM live! のUstream配信は音がポイント。iPhone3Gとの比較動画あり

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日本にリアルタイムビデオ配信の話題がまたひとつ増えた。ソフトバンクがUstream Asiaの発表をしたまさにその日、日本のネット接続型の家電を製造/販売するスタートアップCerevoがUstream配信対応のデジタルカメラ、CEREVO CAM live! を発表した。従来のCEREVO CAMもファームウェアのアップデートという方法で配信対応とすることができる。

Ustreamのアクセスはここ数ヶ月順調な成長を遂げている。(このグラフにはまだないが)先の記事にもあるとおり、サイトを日本語に最適化して以来さらに伸びているそうだ。中でも注目したいのが昨年12月以降の伸び。丁度この頃iPhone版Live Broadcasterが発表されている。

Ustreamは本格的に配信を開始しようとすると実はなかなか難しい面が多い。まず何よりも必要なのがPCだ。配信側はクライアント/ウェブアプリを立ち上げながら、ウェブカムやマイク、場合によっては各種のコンバーターなどを接続して設定しなければならない。さらに問題になるのが電源だ。モバイル環境で気軽に配信を可能にしたのがUstreamの大きな特徴なだけに、いくつも電源が必要になったのではそのメリットが低下してしまう。

こういった配信側の技術的な問題を劇的に解消したのがiPhone版Live Broadcasterだった。ユーザーは設定さえ終わっていればLive!ボタンをタッチするだけで配信を開始。Twitterなどのリアルタイムトラフィックへ導線を貼ることで、視聴者まで誘導できてしまう。まさしく「個人放送局」の完成のはず ーだった。ひとつの問題を除いて。そう、それは「iPhoneが使えなくなる」という落とし穴だ。

「元々iPhone版Live Broadcasterとは競合しないと考えている。配信中に電話もできないし、いずれは専用の端末が必要になると」Cerevoの岩佐 琢磨氏はそう説明してくれた。確かにUstreamの配信で注目されることが多いのはイベントだ。大統領の就任式ほどではないが、例えば数時間のカンファレンスをiPhoneのみで配信するのは厳しい。ここにCEREVO CAM live!という選択肢が加わることで、配信されるシーンの可能性が広がることの意味合いは大きい。

ところでイベント等のUstream配信を視聴する際、画質もさることながら、特に問題になるのが「音」だ。スピーカーが何を話しているのか聞き取れなければ大きな障害になってしまう。そこで、丁度Cerevoのオフィスが色々な音であふれていたので、それらを拾いつつ、iPhone3Gによる配信との簡単な比較(※注)をしてみた。参考にして欲しい。

ユーザーの想定や利用方法について聞いてみると「あくまでソーシャルメディアのコンテンツを作る為のツール。私たちがあまりお仕着せないで、色々な可能性を提供できるようにしたい。自分たちが想像できないような使い方がでることが楽しみ」とあくまでユーザーと一緒に新しい体験をつくりたいと同氏。

今後日本を中心にアジア地区での盛り上がりも期待されるUstream。単体での配信に対応した唯一のカメラとして、このシーンの盛り上がりをさらに牽引してくれることを期待したい。

CEREVO CAM live! 写真と設定デモ

三脚穴を追加するためのホルダーと三脚。塗装はマットに変更されて指紋が気にならなくなった。配信は給電しながらも可能。内蔵バッテリーだけでも「2時間程度の配信は可能」だそうだ。

ウェブ側に用意されたリモートコントロールパネル。これで離れたところからもStart/Stopができる。カメラ側でシャッターボタンを押すまでスライドを配信することができる。これはカスタマイズ可能。

Ustreamの配信設定を岩佐氏にデモしてもらった。


※注:今回の配信比較は下記の条件で実施しました。

CEREVO CAM live!:イーモバイルのD23HWをPlanexコミュニケーションズのモバイルルーターCQW-MRBと接続。CEREVO CAMの配信画質M(ミドル)で配信。

iPhone3G:3G回線にて接続。 Ustream Broadcasterから配信。