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Andreessen Horowitz、携帯支払いプラットフォームのBokuに戦略的投資

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最近サービスをスタートさせた携帯支払いプラットフォームのBokuはベンチャーキャピタルのAndreessen Horowitzから戦略的投資を受け入れたと発表した。Bokuは今回の投資の金額については明らかにすることを避けたが、同社は創立以来これまで1年に$38M(3800万ドル)もの資金調達に成功している。今回の出資にともない、Marc AndreessenとBen HorowitzがBokuの顧問に就任した。

Bokuは今年1月に$25M(2500万ドル)を調達したのを機にプラットフォームを全面改良した。この少額支払いサービスではユーザーはクレジットカードも預金口座も必要ない。ユーザーがBokuのサイトを訪問して携帯電話の番号を入力するとサービスからテキストメッセージが送信される。ユーザーがこのメッセージに返信することで認証が行われ、支払いはユーザーの毎月の携帯電話料金に自動的に合算して行われる。以前のわれわれの紹介記事でも書いたことだが、バカバカしいほど簡単な仕組みだ。Bokuは過去1年に国際的に多数のユーザーを持つPaymoとMobillcashを買収し、世界的にユーザーベースを拡大した。現在Bokuは60カ国で200以上のキャリヤから利用できる。

またBokuは重要な人材の採用に成功している。AT&T Interactiveの前上級副社長・最高プロダクト役員David Yooが戦略担当上級副社長に、MobiTVの前セールス担当副社長、KevinGrantがセールス担当上級副社長にそれぞれ就任した。2人はキャリヤとの提携の拡大や手数料の削減などに取り組むことになる。

携帯決済サービスはソーシャルネットワークで急速に重要な地位を占めつつあるが、普及を阻む障害の一つはキャリヤが高額の手数料を請求する点だ(それが結局クライアントに転嫁される)。昨年6月、われわれの取材に答えてBokuは「携帯キャリヤはユーザーの購入金額の10%からto 50%を手数料として請求する」と述べた。これは手数料としてはきわめて高額だ。Bokuはこの問題に粘り強く取り組んできた。マーケティング責任者のRonHirsonは「キャリヤに対し手数料の値下げ交渉を行っている。爆発的にユーザーが増える臨界点を超えるには手数料を下げる必要がある。これは結局キャリヤの利益にもなる。われわれの目標は電子メールを舞台にしてPayPalが果たしたような役割を携帯の世界で果たすことだ」と述べた。“

Bokuが直面している障害はキャリヤの手数料だけではない。ライバルの携帯支払いサービスの大手、Zongは$15M(1500万ドル)の資金調達に成功し、Facebook Creditsの携帯支払いを請け負っている。Zongは最近、クレジットカードだけでなくデビットカードやプリペイドカードも利用できる新しい少額決済システムZong+をローンチした。

しかし Hirsonは「われわれもFacebookの支払いシステムの一部を荷なっており、次第にユーザーを増やしている」と述べた。BokuはPlaydomや昨年Electronic Artsに買収されたPlayfishなど他に数多くのゲームプラットフォームで少額決済サービスを提供している。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01