MasterCard、PayPalに対抗してインスタント送金/集金ができるiPhoneアプリ提供

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MasterCardはPayPalに対抗してMoneySendという新しいiPhone/iPadアプリ(無料)をリリースした。このアプリを利用すると米国内なら誰でも自由に送金/集金が可能になる。

MoneySendは一部Obopayの力を借りているが、ユーザーはiPhoneを利用して米国内の銀行や信用組合の口座間で送金ができるようになる。送金者、受け取り相手は金融機関の口座に加えてMasterCardの口座を使うこともできる。またユーザーはBancorp Bankの口座を利用してバーチャル・プリペイド口座を設けることができる。このプリペイド口座は金融機関の小切手口座ないしMasterCardのクレジット口座を通じて引き落とすことができる。

ユーザーがMoneySendを利用した送金に使われる口座を事前に指定しておけば、iPhoneアプリから実際の送金ができる。送金に手数料がかかる場合は送金者が負担する。

当然、セキュリティーが懸念されるところだが、MasterCardでは「個人情報も取引情報もiPhone/iPad端末には一切記録されない」としている。

MasterCardがPayPalの領分に進出を試みたのは最近これが2回目だ。先週、MasterCardはクレジットカードを利用した支払いに関する革新的なオンライン・アプリ、モバイル・アプリを開発する道をサードパーティーのデベロッパーに対して開くプラットフォームを提供していく計画を発表した。これはプラットフォームAPIが大きな反響を呼んだPayPalのPayPal Xプロジェクトに対抗するものだった。MasterCardがモバイル利用送金/支払いサービスに本格的に進出しようとしているのは明らかだ。しかしライバルのPayPalには巨大なユーザーベースという強みがある。MasterCardがどこまでPayPalに食い下がれるか注目だ。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01