OS X 10.7は存在している。WWDCに向けて静かに潜行中

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AppleのWWDSイベントが、月曜日(米国時間6/7)にCEO Steve Jobsのキーノートと共に幕を開ける(本誌も現地に向かう)。そこでは、誰もが待望する次世代iPhoneのお披露目を行い、新しいiPhone OS 4.0ソフトウェアについてもいろいろ見せてくれるだろう。しかし、このキーノートは少々変わったものになるだろう、なぜならiPhoneリーク事件によって次世代iPhoneはすでに暴かれているので、Jobsが聴衆をうならせるためには、何かもっとやらなくてはならないからだ。他に何が出るのかという憶測はすでに飛び交っている。iTunesのクラウド版? MobileMeの無料化? 新型Apple TV? そして、OS X 10.7がどうなのかである。

今日MacRumorsが指摘したところによると、Apple社内ではすでに数ヵ月前からOS X 10.7を使っていることは明らかだという。私がTechCrunchのログを調べたところ、同じものを発見した。「Intel 10.7」という識別子がGoogle Analyticsに出現しはじめたのは去年の10月からで、それ以来増え続けている。過去30日間で(直前の30日間より)25%訪門が増加している。しかし、3月から4月の増え方の方がずっと大きかった(100%近い)。Appleが新OSの作業を拡大しているのは間違いないが、もう見せられる状態なのだろうか。

昨年12月、Daring FireballのJohn Gruberが、OS X 10.7が今年のWWDCでの発表に間に合うペースで進んでいることをほのめかした。しかしこの4月にはその立場を翻し、iPhone OS 4の開発を優先するために、OS X 10.7は2011のWWDCまで見られないだろうと書いた。iPadの販売がMacを上回り、新iPhoneの発売が迫り、Google Androidの徹底攻撃を受けている今、iPhone OSに注力していることはまぎれもない真実だろう。それでも、OS X 10.6(Snow Leopard)がWWDCでひっそりと披露されてから、丸2年がたっている(ただし、実際に発売されてからは1年未満)。

今年のWWDCのスケジュールからも、iPhone OSに主要な力点が置かれており、OS Xの重みが比較的少ないことがわかる。これもまた、WWDCでOS X 10.7は出ないことを暗示している。Appleがわざと今年のOS Xニュースはないふりをしたいのであれば別だが。

さらには、OS X 10.7ネコ族の名前も、われわれはまだ知らない。LionかLynx(オオヤマネコ)か、それともCougar(クーガー)なのか。

[写真出典:flickr/Harlequeen

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(翻訳:Nob Takahashi)