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Facebook曰く、Calacanisは嘘をついている

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これはますます面白くなりそうだ。今日(米国時間6/11)午前本誌は、Jason CalacanisのFacebookアカウントが、20日前に本人が大々的にアカウント削除を公表したにもかかわらず、未だに生きていることを報じた。これを知ったCalacanisは、怒りのメールをFacebookのCEO Mark ZuckerbergとCOO Sheryl Sandbergに送り付けた(本誌にもCC:された)。同氏によると、サードパーティーのサイトがこのアカウントを生かし続けていたという ― かなり不可解な行為である。本誌がFacebookにコメントを求めていたところ、ついに返答を得た。彼らによれば、基本的にCalacanisは嘘をついているという。

Facebookのエンジニア、Mike Vernalが今日のわれわれの記事にコメントを付けた。続いてFacebookのコミュニケーション担当VP Elliot Schrageから、コメントした旨のメールが送られてきた。メッセージの内容を以下に貼ったが、まずCalacanisが言ったことを再録しておこう。

Clacanisは(ZuckerbergとSandberg宛の)メールにこう書いた、「私のFacebookの個人アカウントは、そこにログオンしたサードパーティーサービスによって復活されたようだ」。本誌がこれを(本人の了解の下に)掲載した後、Calacanisはこう説明した、「そのサードパーティーサイトは、アカウントを復活させてはいない… 私はFB Connectで入っていたサードパーティーサイトにログインする必要があって(たしか先週)… たしかiPhoneアプリだったと思うがよく覚えていない。それで、私のアカウントが復活して関連サービスで溢れはじめた。

2番目の文はどうみても最初の文と矛盾しているが、どのユーザーにとってもわかりにくい事態ではある。恐らくCalacanisが始めにキチンと言わなかったのだろう。しかし、どちらの説明もあり得ないとFacebookは言う。同社によると、Calacanisのプロフィールが依然有効であるとすれば、自分でログインした上で明示的に削除しないよう要求した場合に限られるという。

Vernalがコメント欄にこう書いている(重要部分を太字にしてある)。

はじめまして。私はFacebookのエンジニアです。この記事について少し状況説明をしたいと思います。

アカウント削除の際、当社では要求を受け付けてからアカウントを削除するまで14日待ちます。これは、アカウントを削除した直後に復旧する方法を知りたいという問い合わせが非常に多かったことによるものです。削除は元に戻すことができないので、こうしてユーザーは、再度ログインして積極的な削除要求取り消しを14日以内に行えるようになっています。この期間は、当社がユーザーに対して、他人がなりすまして不当に要求を出した場合を考え、削除要求の通知を送るためにも利用されます。

今回の件に関して、当社が調査した結果、当社ポリシーはすべて守られていたことが確認されました。個々のユーザーの詳細には立ち入りませんが、理論的に、ユーザーがFacebookに再度ログインしたり、Facebook情報を利用して他サイトにログインするの唯一の方法は、14日間の猶予期間が過ぎる前に削除要求を取り消すことです。

つまり、Facebookが言っているのは、ユーザーがFacebook情報を使って他のサイトにログインできる唯一の方法は、実際に削除要求を取り消した場合だけだということだ。これは、Clacanisが釈明の中で言っていることと、真向から対立する。

並行して、Schrageからメールが来た(重要部分を太字にしてある)。

貴誌の記事を修正されるべきと存じます。繰り返しになりますが ― ユーザーがFacebookに再度ログインしたり、Facebook情報を利用して他サイトにログインするの唯一の方法は、14日間の猶予期間が過ぎる前に削除要求を取り消すことです。どこかのサードパーティーサイトが、ユーザープロフィールを自動的にpingすることで起きるものではありません。

最後の文は、Calacanisが当初言っていたことと真っ向から矛盾する。いずれにせよ、Facebookは実質的に、Clacanisが嘘をついていると言っている。彼らは、サードパーティーサイトが、Calacanisのアカウントを保持し続けることはあり得ないと言っている。また、サードパーティーサイトに(Connect経由で)でログインすることでアカウントを生かしておくことも、明示的に削除要求を取り消さない限り不可能である。

彼らの言っていることを正確に理解していることを確認すべき、われわれはSchrageに返信メールを書いた。「なんと。本当ですか? 一旦外へ出たら戻れないと。」返事はまだだが ― 彼は概してキチンと返事をくれる男である。よって、われわれはこれを「イエス」と解釈する。

重要な部分はここだ。「今回の件に関して、当社が調査した結果」 ― つまり、Facebookはあの声明を発表する前に、Calacanisのアカウントに何が起きたかを個別に調査したのだ。彼らはユーモア混じりに(かつ、まちがいなく法的理由でも)「理論的に」と言っているが、実質的には、調べた結果Calacanis(あるいは彼のアカウントにアクセスできる誰か)が削除手続きを取り消した、と言っているのである。

CalacanisにはFacebookの声明を伝えているので、返答があり次第アップデートをお送りするつもりだ。

[原文へ]

(翻訳:Nob Takahashi)