Xbox 360のKinectにモーションコントロールの未来が見える–もう単なるゲーム用ではない

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去年のMicrosoftは目一杯忙しかった。まず2009年のE3では、当時Project Natalと呼ばれていたものでみんなをびっくりさせた。それは360に、完全なボディーモーションコントロール(body motion control, 体の動きによる制御)をもたらすといわれた。そして今年のE3では、昨夜(米国時間6/13)の芝居がかったデモに続いて、今日は実際にシステムを目の前で見ることができた。

でも、意外なのはそのことではない。Project Natalは今ではKinectと名前を変えているが、昨年あちこちでデモされ、記者たちの多くはそれで遊んでみることもできた。今日本当に意外だったのは、Kinectが、前にそう思われていたようなWiiクローンではないことだ。それはまったく違うものであり、家庭などでちょっとゲームを楽しむだけ、のものではない。もっと、なんというか、完全に新しいものだ。

もちろん、小さな女の子向けのゲーム(Kinectimals)や、複数で遊ぶゲーム(Kinect AdventurousやKinect Sports)もあり、一般消費者が喜びそうだ。でも、KonamiやLucas Arts、Turn 10 Studiosなどが出している大人向けのゲームを見ると、大手ゲームメーカーがこの次世代コントローラに本気で取り組んでいることが分かる。そうですよ、Metal Gear Solidや、今開発中のStar Wars Kinectを見れば、そのすごさが分かる。

しかも、前より進化している。MicrosoftはKinectを、Xbox 360のダッシュボードインタフェイスのコントローラの代わりに使えるよう改良した。ログインするためには、ユーザは自分の手を振る。その手をスワイプすると画面上のカーソルが動き、何かをセレクトしたり、メディアをブラウズできたりする。Kinectは、音声によるコマンドも認識する。これらは、何かとんでもないことの始まりかもしれないし、Minority Reportのコンピュータにいちばん近いものかもしれない。

Microsoftは、モーションコントロールについて、SonyやNintendoよりもずっと先のことを考えている。このコントローラは、それがないとゲームができないというだけでなく、正しく使えばそれ自身が優れたユーザインタフェイスだ。Kinectという実験…そう、まさに今は実験だが…が成功したら、Microsoftはモーションコントロールの定義を拡大して、ゲーム機とコンピュータ両方のインタフェイスとして位置づけることができるだろう。

実際にまだハードウェアに触っていないから、抽象的な書き方になってしまったし、Microsoftの熱の入った記者発表を2つ見てきたばかりだから、頭がぼーっとしているが、とにかく今言えるのは、Kinectが期待を上回る製品だったこと。Microsoftはこれをテコに、多様な消費者製品を今後作れるだろうし、根っからのゲーマーたちがどれだけバカにしても、この製品はいろんな人のいろんな目的に奉仕する。こう思っているのは、ぼくだけじゃない。E3の会場でMicrosoftは、Kinectで人びとの心を釘付けにした。

数日後にはわれわれ記者たちも、Kinectにさわれるはずだ。デモが大げさなまやかしでなく、動きの追跡機能がデモで見たとおりにすばらしいことを確認したい。その結果が良ければ、ぼくも正式にKinect支持派になろう。

アップデート: ホテルのバスルームの鏡に、誰かがこんなステッカーを貼った。写真を撮ってから、はぎ取ったけど。


大人になったらXBOX 360のコントローラになるなんて、知らなかったよ

〔参考記事: 本誌編集長M. ArringtonのNatal体験記。〕

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))