Memeo Connect 2.0でついにGDriveが実現!

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去る1月、GoogleがGoogle ドキュメントにどんなファイルでもアップロードできる機能を追加したとき、われわれはMemeo Connectという新アプリがローンチしたことを紹介した。これはデスクトップとクラウド上のGoogle Docsの間でファイルの同期を取りやすくする便利なアプリだ。しかしMemeoでは「v1.0ではGoogle Docsの機能追加に間に合わせるために急いだため、計画していた機能がまだ全部実現されていない」と述べた。今日(米国時間6/16)、Memeoが当初計画していた機能をすべて盛り込んだ Connect v 2.0がリリースされた。今回追加された新機能というのがまさに多くのユーザーが待ち望んでいたものだ―GDriveである。

GDriveというのはクラウド上にファイルを保管するGoogleのストレージ・サービスのことだ。GDriveが最初に話題に上ったのは古く、2006年あたりだが、今年の1月になってやっと―ある意味で―実現した。つまりGoogleはGoogleドキュメントのアカウントに「どんな種類のファイルでもアップロード可能」とした。しかし同時にGoogleはそれはGDriveではない、と主張した。なぜならGDriveは存在しないから、というのだ。やれやれ。

もちろんGoogleには何がGDriveか定義する権利はある。ただ、そうした権利上の問題はさておき、せっかくどんなファイルでもアップロードできるようになっても、これまではGoogleドキュメントのアカウントをネットワーク・ドライブとして利用するのは難しかった。Memeo Connect 1.0が登場して、ファイルをこのアプリケーションにドラグするか、アップロード用のウィジェットを利用すればいちいちGoogleドキュメントを開かなくてもアップロードできるようになったが、それでも多数のファイルをアップロードするのは面倒だった。ところがMemeo Connect 2.0ではユーザーはローカル・コンピュータのデスクトップ上にバーチャル・ドライブを作成してGoogleドキュメントのストレージと自動的に同期させることができるようになった。Memeoは大胆にもこの機能をGDriveと呼んでいる―もちろんそう名付けたのMemeoであってGoogleではないと断っているが。.

MemeoのGDriveにフォルダをドラグ&ドロップすると、ちょうどDropboxのように、フォルダの内容がGoogleドキュメントのアカウントにアップロードされる。ユーザーはローカル・アプリ内から「名前を付けて保存」する場合にもGDriveを保存先に選ぶことができる。GDrive内のファイルをダブルクリックしてアプリで開くこともできるし、編集後のファイルをGDriveに書き戻すこともできる(これもDropboxと同じ)。Memeo Connect 2.0はMac版とWindowsの双方が利用可能だ。

今回のバージョンアップではGDrive機能が追加された他に、検索エンジンも強化された。ユーザーはGDrive内のファイル名だけでなく、ファイルの内容も検索対象に含めることができるようになった(Googleドキュメントで制作されたファイルばかりでなく、MSWordのようなデスクトップアプリで作られたファイルの内容も検索できる)。さらにGoogleドキュメントがクラウド上で提供するよりもずっと柔軟で強力なフィルタ機能も提供される。

すでにDropbox、Box.net、SugarSyncといった有力なクラウド・ストレージ・サービスがいくつも存在するわけだが、Memeo Connectの存在理由について同社の戦略および事業開発担当ディレクターのSpencer Chenは「ここ数年のうちに一般ユーザーはウェブ・メールの場合と同様、クラウド・ストレージでもGoogleやMicrosoftのような巨大企業のサービスを選ぶようになる。一般ユーザーは小さなスタートアップよりもGoogleのセキュリティーの方を信用する(もっともGoogleといえども常に万全ではないが)」 と主張する。Chenはまた「規模の小さいスタートアップにとってはこの分野での収益化は相当に困難だが、Googleの場合には容易だ」という。

この主張が正しいかどうかは今後に待たねばならない(私自身はこれまでのところDropboxで十分に満足している)。 しかしMemeoのアプローチには短期的にみても重要なメリットがあることははっきりしている。MemeoConnectはGoogleのバックエンドの上で作動するのでGoogleの強力なテクノロジーを全面的に利用できるという点だ。たとえばConnect2.0で提供されるようになった高度な検索機能はGoogle APIを経由したGoogle検索そのものだ。将来GoogleはGoogleドキュメントにさらにさまざまな機能を追加してくるだろう。

Chenは1月のローンチ以来のMemeo Connectの利用実績について説明した。これまでにMemeo Connectを利用した企業の平均従業員は1万人、Googleエンタープライズのトップ40%のクライアントがMemeo Connectを利用中か、テストをしているという。

同様のサービスにSyncplicityがある。こちらもGoogleと提携してローカル・フォルダとGoogleドキュメントを同期させるサービスだ。

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(翻訳:滑川海彦/namekawa01