評判の高品質Q&AサービスQuoraが一般公開へ(高品質を維持できるだろうか)

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初期のFacebookにいた人たちが始めた、話題のQ&AサービスQuoraが、いよいよ一般公開されることになった。デビューは2010年の1月4日だったが、これまでは招待制のサイトだった(招待してくれとリクエストしてもいい)。一般公開のニュースは今夕(米国時間6/21)、Wall Street Journalに載った。

Quoraは非公開ベータのころから話題になっていたが、3月にはBenchmark Capitalから$86M(8600万ドル)という大きな評価額で約$11M(1100万ドル)を調達して、さらに注目を集めた(WSJの記事は$87.5M(8750万ドル)の評価額で最終的に$14M(1400万ドル)を調達と言っている…Benchmark以外の投資家も含まれるのだろう)。当時本誌はBenchmarkのMatt CohlerやQuoraのファウンダAdam D’AngeloCharlie Cheeverに取材して、Quoraの目標や今後の課題などについて聞いた

同社の最大の課題は、サイトの運用そのものだ。Quoraが注目を集めたのはインタフェイスが良くできていたからではなく、少なくとも当時は、回答の質がきわめて高かったからだ。質問に対して、その分野の最高のエキスパートからの答えが数時間以内に得られるのがふつうだった。また、さまざまなインターネット企業に関する質問には、それらの会社の長年の社員が答えることが多かった。しかし一般公開によってユーザ数がどっと増えたときに、それだけの質を果たして維持できるのか? そのとき彼らは、こう答えた:

寄せられる質問の分野は、ある程度絞られてくると思う。今は、どのサービスを見ても言えることだが、ユーザがそのとき関心をもつ少数の話題や人を中心に、投稿や質問が増えていく傾向がある。

つまり、サイトはユーザが質問(のマト)を絞り込むのを助け、そしてそうやって絞り込んだ話題に関して答えを提供する、というやり方だ(今のところそれはかなりうまくいっているが、今後質問や話題の数が急増すると難しいだろう)。でも、答えの質が落ちたら、サイトは再び、無制限の一般公開ではなかった昔の状態に戻るのだろう。Quoraのファウンダ(Facebookの元CTO)Adam D’Angeloは、一般公開に際して次のように言っている:

これまでは、既存のユーザに紹介された人と、当サイトに本人の本物のメールアドレスで申し込んだ人だけが、Quoraの会員になれました。私たちは、サイトの能力を十分に上げてから、それらの新会員を招待しました。

そして今では、招待制を廃止して一般ユーザを受け入れても、サイトのクオリティを維持できるという確信を持てるようになりました。そこで今日からは、どなたでも会員登録ができます。ただし当社は、会員の増大よりも質を優先しますから、今後必要に応じて、新会員の登録を制限することもありえます。

現時点では、検索エンジンに対する公開はいたしません。

Quoraにとっては、Yahooの人気サービスAnswersのような既存の競合相手がとても多いが、ただし彼らの答えの質はそれほどでもない。強敵はむしろFacebook Questionsだろう。このFacebookのQ&Aサービスは、今非公開ベータでテスト中だが、Facebookの新たな”キラーアプリケーション”になるかもしれない。でも、ベータに参加している某氏によると、Facebook Questionsは、お友だち的で楽しくて答えは簡潔、という特徴があるそうだ。それに対してQuoraの強みは、知的で有益で答えは詳しい、という点にある。

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(翻訳:iwatani(a.k.a. hiwa))