Skype、各種デバイスおよびデスクトップアプリケーションで利用できるSkypeKit SDKを発表

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Skypeが開発者向けにソフトウェア開発キット(SDK)を発表した。Skypeの命名ではSkypeKitというらしい。このSDKを利用してインスタントメッセージ、ビデオチャット等のSkypeを用いた通信機能を家電やコンピュータに組み込むことができるようになる。ここ数年にわたってSkypeはコードレス電話や各種携帯電話からテレビまで、直接的なパートナー契約を結んでSkypeの実装を行ってきた。それが今回発表されたSkypeKitを用いることでさまざまなメーカーが自由にSkypeを組み込めるようになる。

「SDKは、これまで内部で利用してきた仕組みと同様のものです」とゼネラルマネジャーのJonathan Christensenは言う。これまで公開していたSkypeのAPIより遥かに適用範囲が広く、ヘッドフォンなどのアクセサリにも組み込むことができるようになる。SkypeKitをリリースすることで家電業界やデスクトップアプリケーションの開発者による利用を促したい考えだ。まずはLinux版がリリースされ、WindowsとMac版も間もなく発表される予定だとのこと。テレビ、デジタルフォトフレームなど、インターネットに接続するカメラおよび画面付き家電製品で、簡単にSkype機能を実装できるようになる。またデスクトップアプリケーションでもSkypeの機能を組み込むことができるようになる。ただ今のところウェブアプリケーションで利用することはできない。Skypeアプリケーション自体のように、別プロセスとして立ち上げる必要があるようだ。

尚、このSDKにはSkypeの提唱するSILK audio codecが含まれている。ロイヤリティフリーで提供して標準としての地位獲得を狙っている。「このcodecは、まさに広く用いられ始めているところです」とのこと。「標準の地位を獲得したいと狙っています」ということだ。

SkypeKitの今後に目を向ければ、AppleのiOSやAndroid等のタブレットないしモバイルOSをサポートしていくという可能性が高そうだ。Jonathan Christensenも「そういったOSへの展開を考えています」と認めた。iPhoneには公式アプリケーションがあり、またAndroidにもサードパーティーによるアプリケーションがある。こうしたOSをサポートしていくこともさほど難しいことではないだろう。

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(翻訳:Maeda, H)