Linden Lab

混乱の最中、Second LifeのCEOが辞任

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6月は、Linden Labにとって良い月ではなかった。あのバーチャルワールドのSecond Lifeを作った会社である。数週間前、同社は従業員の30%を削減し、Second Lifeの新しい方向性を発表した。今日、Linden Labは現CEO Mark Kingdonの退任を発表する。同社のファウンダー、Philip Rosedaleが暫定CEOとなり、CFOのBob KominがCOOを兼務する。

同社はこの経営陣入れ替えの理由については語らなかったが、Linden Labの新しい戦略的方向性を反映したものだと見るのが妥当だろう。6月初めにレイオフを発表した際Linden Labは、Second Lifeをよりブラウザー主体とし、ソフトウェアのダウンロードを必要なくする予定であることも話していた。また同社は、Second Lifeのソーシャルネットワークへの拡張も進めている。

トップに新しい風を吹き込むのは良いことなのかもしれない。Second Lifeのユーザーベースは先細りであり、同社がこのバーチャルワールドをソーシャルネットワークの方向へ持っていこうとしていることは明らかだ。そのプラットホーム上でのゲームの人気を見ているだけに。

ソーシャルネットワークで存在感を示そうとしている、という同社の新しい方針を考えれば、おそらくLinden Labは、そうしたプラットホームで豊富な開発体験を持つ経営幹部候補の探索に乗り出すのだろう。

以下はLinden Labのブログに載ったRosedaleの声明文からの抜粋だ。

われわれがチームとして考えているのは、私がCEOの職に戻ることで、製品やテクノロジーに焦点を定め、Second Lifeを迅速に改善できるようになるということです。製品の優先順位を単純化し、それに焦点を合わせる必要があります ― 現在Second Lifeが提供している体験の中核部分を使いやすく、より良くするためにわれわれの全力を注ぎ込むことに集中します。その過程において、私が大きな手助けとなり強力なリーダーとなれるものと考えています。

以前にも本誌が書いた通り、Linden Labは完全に死んだわけではない。同社の企業価値は、$658M~700M(6.58~7億ドル)の間にあると1年前に言われていた。もしもこの会社がSecond Lifeを好転させ、ソーシャル路線を追求することができれば、再びバーチャルワールドが盛り上がる日が来るかもしれない。

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(翻訳:Nob Takahashi)