iPhone 4のアンテナ問題:ジョブズ応えて曰く「別の持ち方をするか、ケースを使ってみて欲しい」

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iPhone 4でアンテナ問題に悩む人がいることを既にお聞き及びのことと思う。全てではないらしいのだが、一部のiPhone 4で左下の部分を持つと電波状態が悪くなってしまうという問題だ。

この問題についてはビデオも出まわっており、また関連記事も多く出回っている。とくに不便を感じているのは左利きの人だろう。多くの人がAppleに対し質問を投げ、私もやはり質問のメールを送っている。

これまでのところ、私にはメールを受け取った旨の確認メールしか届いていない。しかし返信を受け取った人もいるようだ。差出人はスティーブ・ジョブズとなっているらしい。

流れはこんな感じだ。まずC.K. Sampleがジョブズにメールをだした。すると数時間後に次のようなメールが返信されたのだという。

どのような携帯電話でも握り方によって電波受信状況が悪化することがあります。アンテナの配置によって特定の握り方がかなりの悪影響を与えることがあるのです。これはすべての携帯電話に共通することです。もしiPhone 4をお使いになってそうした問題に遭遇してしまったのであれば、左下部分にある周辺金属部分が2つに分かれている黒い溝の部分をまたがって持たないようにしてください。あるいは各種発売中のケースをご利用いただくことで、当該問題は発生しなくなります。

どのような携帯電話でも問題が発生する可能性があるというのは事実なのだろう。しかしiPodの本体周辺部分全体にアンテナを配置したのはApple自身であるわけだ。他の端末でこのようなアンテナ配置をしているものはない。Appleは、電波受信状況を良くして、かつデバイスをコンパクトにしようと意図的にこのようなデザインを採用したわけだ。そこにトレードオフがある可能性を見落としていたということなのだろう。

ジョブズからの返信にある、持ち方を変えてくれというのは現実的な方法ではないだろう。ケースを購入しろというのも残念ながら高くつく話だ(ケースの価格は$29)。多くの人が問題を抱えているようならば、Appleとしてケースの無料配布も考慮すべきだと思う。

またC.K. Sampleの話によれば、ジョブズからのメールはしばらく後に全く同じ文面で再送されてきたとのことだ。すなわち送られてきたメールすべてに同じメールを返信しているということなのだろう。

発売早々の忙しい時期、ジョブズはメールの対応に忙しくなってしまているようだ。このメールの他にも、FaceTimeが導入されて電話からHoldのボタンがなくなってしまったと報告する利用者にも返事を書いていた。

Update: 上に掲載したジョブズのメールに記載されている内容がAppleの公式見解として発表されているようだ。また、Engadgetには別のメールが掲載されている。

持ち方を変えてみてください。

「と、女が言ったんだよ」(that’s what she said)というジョークの中でも秀逸なものとして使えそうだ。

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(翻訳:Maeda, H)